鉄道博物館に展示されている103系電車が、同館リニューアルに伴う企画で「水玉模様」に変わります。
「ラーニングゾーン」が一足早くリニューアル鉄道博物館(さいたま市)は2017年3月7日(火)、JR東日本会社発足30周年事業として進めている新館建設と本館全面リニューアルの第1弾として、「キッズプラザ」と「科学ステーション」を4月27日(木)にオープンすると発表しました。
本館の「ラーニングゾーン」が、1階は「キッズプラザ」、2階と3階は「科学ステーション」として生まれ変わります。
鉄道博物館に展示されている103系電車の新デザインイメージ(画像:鉄道博物館)。「キッズプラザ」では、展示されている103系電車が“水玉”のデザインに。今回のリニューアルにあわせ、鉄道博物館が2016年に公募を行い、応募総数6536票のなかで人気が高かったデザインを採用したといいます。
水玉の色は路線カラーから103系は1963(昭和38)年に登場し、1984(昭和59)年までに日本で最も多い3447両が製造された国鉄の車両です。全国の通勤路線で広く使用され、現在もJR西日本とJR九州の一部路線で引き続き使われています。
鉄道博物館に展示されている103系には、かつて走っていた中央線(だいだい色)、京浜東北線(水色)、総武線(黄色)、山手線(うぐいす色)、常磐線(青緑色)の色がデザインされます。また、「キッズプラザ」にはこのほか、カフェや小さな子供が安心して遊べる乳幼児ゾーンも設けられます。

「科学ステーション」は「鉄道の科学」をテーマにした実験型の展示室です。鉄道の基礎知識や走る仕組みなどが学べます。
なお、現在閉鎖中の「鉄道模型ジオラマ」は7月中旬ごろにオープン予定。
