JR東日本の「中央特急」が大きく変わります。車両の変更や所要時間短縮などのほか、全ての席が指定席に。
JR東日本は2018年12月14日(金)、中央本線を走る特急列車の普通車に「新たな着席サービス」を導入すると発表しました。
2019年3月のダイヤ改正で全席指定になる特急「あずさ」(2015年8月、恵 知仁撮影)。
「新たな着席サービス」は、2019年3月16日(土)のダイヤ改正にあわせて導入。特急列車に連結されている普通車は指定席と自由席の2種類ありますが、「新たな着席サービス」導入後は指定席に統一されます。
「新たな着席サービス」を導入する特急列車は次の通り。ダイヤ改正で新登場する特急にも導入されます。
・特急「あずさ」(千葉、東京、新宿~松本、南小谷間)の普通車全車両
・特急「かいじ」(東京、新宿~甲府、竜王間)の普通車全車両
・特急「富士回遊」(新宿~河口湖間)の普通車全車両
・特急「はちおうじ」(東京~八王子間)の普通車全車両
・特急「おうめ」(東京~青梅間)の普通車全車両
このサービスの導入により自由席はなくなりますが、普通車の全ての座席を事前に予約することが可能に。座席未指定の特急券を買えば、確実に座れるわけではありませんが、空いている席を利用することができます。また、紙のきっぷを買わずに利用できる「えきねっとチケットレスサービス」も導入されます。
特急料金(大人、事前購入の場合)は50kmまで750円、100kmまで1000円、150kmまで1550円、200kmまで2200円、300kmまで2500円、400kmまで2850円です。
【写真】全席指定になる中央特急「あずさ」

新宿駅に到着した中央本線の特急「あずさ」。