昨年末まで好調だった三重県四日市周辺のアナゴだが、この冬は例年になく失速するのが早かった気がする。そこに最強最長寒波がとどめを刺したのか、その後はアタリもない日が多かった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
霞ヶ浦ふ頭でアナゴ狙い
そこで向かったのは四日市の霞ケ浦ふ頭。経験上3月は釣果の安定しない時期だが、実績がないわけではない。下旬ともなれば水温も少しは上昇しているので、いくらかは期待も持てるだろう。
道中でエサのアオイソメを購入し、現地に到着したのは2月21日の午後8時ごろ。仕事が立て込んだこともあって出遅れた感は否めないが、さっそく足元とチョイ投げで計3本のサオを並べた。
置きザオにしてしばらく待つが反応はない。だが、仕掛けを回収してみるとエサはしっかり取られている。定番外道のカサゴならこんな食い方はしない。となると、やはり本命か。
25cm級登場
そのうち足元狙いのサオにアタリが出た。タイミングを見計らってアワセを入れると確かな重量感。上がってきたのは本命のアナゴで、35cm級とサイズもまずまずだ。ちょっと安心しながら続投すると、今度はチョイ投げのサオが怪しい動きを見せる。
十分に食わせたつもりだったが、アワセを入れると見事に空振り。見るとエサが半分食われている。ここから何度かアタリは出たが、なかなかヒットに至らない。これでもか、というくらいにしっかり食わせてみると、ようやくヒットしたのは25cm級。「晩秋じゃあるまいし」と言いたくなるサイズだ。
本命6匹キャッチ
エサを大きめにセットして良型にアピールする。だが、乗らないアタリばかり。なかにはどんな大物かと思うような派手なアタリもあるが、アワセを入れるとまた空振りだ。かといって待ちすぎると、カサゴが根に入ることもある。
そんな状況のなかから1匹、また1匹と本命を追加していくが、どれも30cmに届かないメソっ子ばかり。水温の低い時期は捕食が滞るせいもあるだろうが、昨年末からほとんど成長が感じられない。
アタリが散発になってきた午後10時ごろ、6匹キャッチしたところで終了としたが、キープできそうなのは最初の1匹だけで、あとはリリースサイズばかりだった。
今後に期待大
頻繁にアタリがあるということは捕食が活発になってきた証拠。
まだ早い、というのが正直な感想だが、この時期にこれだけアタリが出るのはいい兆候と言える。ハリには乗らないまでも、それなりの数がいることは間違いないだろう。魚はエサを食べただけ大きくなる生き物なので、これから水温が上昇すればサイズアップも期待できそうだ。
ここ数年、ベストシーズンのはずの初夏にパッとしない状況が続いていた伊勢湾奥。本格的な開幕はもう少し先になりそうだが、今シーズンは久々の当たり年になってくれることを祈りたい。
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2026年4月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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