釣行前には、勿論「ターゲット」を決めて出発するのが釣り人ですが、メインターゲット不発の状況では、ついつい狙いを変えてしまうのが筆者の悪い癖。そこで今回は、ダーゲットに執着せず、「見えてしまった釣り物」へ、狙いを変える「浮気性の高い」釣行の様子をご紹介致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松永一幸)
フィールド
釣行当日は、良型のアジを探す釣行プランだった為、熊本県天草方面で前日の雨の恩恵を考慮し、プランクトンが溜まっていると予想される漁港をチョイスしました。
タックル
ロッド:Advancement FPR-55 versionII F-tuned(ピンク)
リール:23ヴァンキッシュ1000SSSPG
ライン:エステル0・2号
リーダー:フロロカーボン0・8号
アジの気配は無い
手堅く数が狙えるフィールドにて、期待満々で竿出しを試みるも、狙いを定めた釣座にはアジの捕食音は皆無で静まり返った海が広がるばかり。
それでも、隈無くレンジを刻み探っていくと、手元に囁く様な共振が伝わり、期待のこもったアワセを入れると、どうやらフグの仕業と思われる無惨なワームの姿が手元に戻って来ました。
チヌとシーバスを発見
更に、常夜灯の明かりに照らされて、石畳沿いには良型の「チヌとシーバス」の姿が見える状況に移動を決意しました。
ターゲットをチヌにチェンジ
移動を決めてから、少し後ろ髪を引かれる感覚になり、もう少し探ってみようと考えましたが、「乗っ込みシーズン」で尚且つ、良型のチヌがウロウロしている姿が見えているので、同じくウロつく「ランカーシーバス」が、先にヒットする危険性もありましたが、「見えチヌ」にターゲットを変えて、狙ってみる事にします。
ただ、アジングタックルですので、メインラインは「エステル0・2号」です。当然、無理は出来ません。
一撃でヒット!
少し沖にキャストして、目の前に泳いで来る「間抜けなベイト」を演出してみました。すると、良型のアジによく似たアタリの様な「囁く系の共振」が手元に伝わり、「アジも居たのか?」と思いましたが、アワセて数秒後… 凄まじく走り出します。ヒットです。どうやら本命? の「良型チヌ」のようです。
良型チヌをキャッチ
「走られては、寄せて」を長い時間堪能。エステルラインの可能性を信じて、また愛着のあるアジングタックルに信頼を託し、数分のやり取りを制し足元に寄せることが出来ました。
それにしても、常夜灯の下で見えていた時より、側で見ると更に大きく感じます。ライトゲーム用のタモ網とは言え、半分が入らない程のサイズにビックリです。ですが、この苦闘を物にした喜びに浸り、釣り人の至福に全身で幸せを噛み締めました。
アジを探してフィールド移動
釣果としては、一匹で大満足の40cmのチヌでしたが、「アジの釣果が欲しい」と考えてしまうのが、「アジンガーの性」です。予定していた、2箇所目のフィールドへ移動する事にします。まだ、アジの釣果を諦めてるわけでは無いので……。
チヌとシーバスが乱舞
到着しフィールドを観察すると、先程と同様のシチュエーションが目の前に再現されていました。ここも、石畳沿いにチヌとシーバスが乱舞しています。「乗っ込み」とは良く言った物で、釣り人の気配に構わず「甲殻類」を夢中になって捕食したり、小魚を追い回す姿を見せつけて来ます。
見えチヌを狙う
アジの気配は無いのは直ぐに感知出来ましたが、さっきの釣法が確立出来たら、コレはもう「メソッド」だな~っとアングラーの心が「野心」に傾き、ここでも「見えチヌ」を狙う事にします。
再び一撃でヒット!
ベイトは小さく、マイクロベイトと呼ばれる小型ベイトが潮流に習って右往左往しています。その動きをコピーするつもりで、サイズも合わせてみます。目論見通り、一匹目の再現を課題に、同様の演出で誘います。またしても、一撃でヒットです。
40cm級チヌ浮上
トルクフルな突っ込みに、時より鋭く走る様子は、「シーバス?」と最初は疑いましたが、先程と同じ様な抵抗を見せる為、「チヌ」の手応えだと確信しました。やり取りの最中、少し風も邪魔して、障害物を交わすのに手こずりましたが、ランディング可能な場所まで誘導に成功し、無事にネットインです。
またも40cm級のチヌをキャッチ成功です。2匹の巨魚を「モノ」にしたエステルラインは、かなりのダメージを蓄積し、そのまま使用するのが困難との判断に至った為、ここで「納竿」としました。
まとめ
短時間で二枚も40cmオーバーのチヌを仕留められたのは、アングラーとして満足な結果となりました。
そもそも筆者は、シーズンインになればチニングをするアングラーなので、専門タックルより釣り易かったのは、正直なところ複雑な心境ではありましたが、メソッドとしては確立出来た手応えはありました。
大きなルアーが良いと誤認して、「ズル引き」や「リフト&フォール」でやってた時より、抜群な釣果は、新しいスタイルの兆しにも感じました。皆さんも、アジングの途中で、ターゲットを変更して、釣りを楽しむ「拘らない釣り」をしてみてはいかがでしょうか。
<松永一幸/TSURINEWSライター>
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