4月11日(土)、今年初となる東京湾の夜カサゴ釣りへ行ってきました。向かったのは横浜山下橋の渡辺釣船店

土曜日限定の出船ということで、集まったのは小学生からベテランまで18人。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)

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渡辺釣船店で夜カサゴ釣り

出船は17時。この時間設定が絶妙で、朝が苦手な人でも無理なく参加でき、日中の用事を済ませてからでも間に合う時間。胴突き仕掛けにオモリ15号。エサは定番の青イソメを1匹掛けで使用。港を出て約10分、あっという間に最初のポイントに到着。

船長の「はいどうぞ」の合図で一斉に仕掛けが投入されてスタート。水深は8m前後と浅い。まずは、根掛かりしやすい底かチェック。カサゴは根がある場所にいるため、根掛かりが怖い私は、投げずに船下へ仕掛けを落とします。

東京湾「夜カサゴ船」釣果速報:誘いスピード調整が的中でカサゴ連打【渡辺釣船店・横浜】
東京湾「夜カサゴ船」釣果速報:誘いスピード調整が的中でカサゴ連打【渡辺釣船店・横浜】
夜カサゴのタックル(作図:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)

オモリが着底したらイトフケをとり、ミチイトをピンと張りすぎず、ほんの少しだけ弛ませるのがコツ。そこで2、3秒待ち、スーッと竿をゆっくり上まで高く持ち上げて誘いを入れます。

すると、その竿を上げたとき、ビビビビビッと明確なアタリが手元に伝わることが多いんです。

カサゴ特有の、この小気味いいアタリは、一度味わうとクセになりますよ。私はカサゴビームと呼んでます(笑)。

反応がなければ、同じ動作を2、3回繰り返し、それでもダメならエサがしっかり付いているか、仕掛けが絡んでいないか、仕掛けを回収して再投入。このテンポのよさが、釣果を左右すると思うのですが、焦ると青イソメが絡んだりするので、ゆっくりていねいに。

1投目はシロギス

すると、1投目からまさかのアタリ。上がってきたのは良型のシロギス。本命ではないものの、幸先のいいスタートに思わずニコニコしちゃいました。

東京湾「夜カサゴ船」釣果速報:誘いスピード調整が的中でカサゴ連打【渡辺釣船店・横浜】
東京湾「夜カサゴ船」釣果速報:誘いスピード調整が的中でカサゴ連打【渡辺釣船店・横浜】
シロギスキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)

続く2投目で早くも本命のカサゴをキャッチ。開始早々からこの釣りの楽しさを味わって、「そうそう、これこれ」と、去年の夜カサゴ釣りの記憶が蘇ってきました。

周囲を見渡すと、みんなの竿が曲がり、順調な滑り出し。初心者らしき女性も見事に魚を釣り上げて、ビギナーにもとっても優しい釣り物だなと改めて実感しました。

根掛かりの少ない場所では軽くキャストし、広範囲を探って魚を探します。船下だけでなく、少し沖へ仕掛けを送り込むことで、未開拓のポイントを攻められます。

狙った場所にピタリと投げられた時の気持ちよさも、この釣りの醍醐味のひとつなんですよね。

日没後も本命キャッチ

気づくと出船時はまだ明るかった景色も、いつの間にかきれいな夜景へと移り変わっていました。

アタリが遠のくタイミングで、船はポイント移動を繰り返していたんですが、その移動の間は工場やビルの灯かりがとって幻想的で、まるでナイトクルージングのような時間になります。これも夜釣りの楽しみの1つ。

中盤、少しアタリが遠のいて苦戦。そこで、誘いのリズムを見直すことにします。これまでよりもやや速めに仕掛けを上下させ、テンポよく誘い続けてみます。

東京湾「夜カサゴ船」釣果速報:誘いスピード調整が的中でカサゴ連打【渡辺釣船店・横浜】
東京湾「夜カサゴ船」釣果速報:誘いスピード調整が的中でカサゴ連打【渡辺釣船店・横浜】
終了間際にヒット(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)

すると、再び反応が戻ってきて釣果を伸ばせました。当たりパターンを掴めて私はご満悦。状況に応じて誘い方を変えてみたり、いろんな釣り方を試すのは重要ですね。

アジも登場

終盤に差しかかると、再び魚の活性に変化が見られました。船長からラスト15分のアナウンス。数を伸ばしたいところなのに、この時間帯はアジの活性が上がったようで、釣れるのは同魚が中心となりました。

しかし、アジも美味しいターゲット。

土産としてはむしろ嬉しいゲストなので、もちろん持ち帰ります。

東京湾「夜カサゴ船」釣果速報:誘いスピード調整が的中でカサゴ連打【渡辺釣船店・横浜】
東京湾「夜カサゴ船」釣果速報:誘いスピード調整が的中でカサゴ連打【渡辺釣船店・横浜】
使用した仕掛けとエサ(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)

そして沖上がり間近、最後の流しで再び本命カサゴがヒット。この日の締めくくりとして、ナイスサイズを釣ることができ、合計18尾をゲット。大満足で竿をしまうことができました。

シンプルながら奥深い

夜カサゴ釣りは、シンプルながら奥深く、そして何より楽しい釣り物。明確なアタリを感じることができて、簡単な仕掛けと短時間でポイントに到着する手軽さに加え、夜ならではの非日常感も味わえます。

これから夏に向けて昼間は暑くてという人や、日焼けが気になる人にはもってこい。そして、帰宅後のお楽しみといえば、やっぱり釣果ごはん。下処理だけしてチルド室に保存、次の日定番の煮つけに。

新鮮なカサゴのふっくらとした食感を味わえるのは、釣り人の特権。骨まわりの身までていねいに味わいました。アジは、刺し身に。

醤油につけたときの脂の浮き方で、もう美味しいのがわかります。自分で釣った魚を、自分で料理して味わう。この、一連の流れまで含めて「釣りの楽しさ」なんだといつも思います。

釣って楽しい、食べて美味しい夜カサゴ釣り。ぜひこの魅力を体験してみてください。

<週刊つりニュース関東版・石坂衣里/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2026年6月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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