『BSイレブン競馬中継』(BS11)の土曜レギュラーを務め、自身のYouTubeチャンネルでも予想企画を行なうなど、競馬好きとして知られるモデル・タレントの高田秋(しゅう)さん。牝馬三冠レース第2弾のGⅠオークス(5月21日/東京・芝2400m)を目前に、高田さんに気になる馬を挙げてもらった。
競馬とお酒を愛する高田秋さん
●やっぱり外せないリバティアイランド
高田秋 今週はオークスですね! 3歳牝馬の熱い戦いということで、ぜひとも当てたいところ。この春のGⅠは、天皇賞・春(4月30日)こそ本命に推したディープボンドが2着に健闘してくれたのですが、そのあとはNHKマイルC(5月7日)、ヴィクトリアマイル(5月14日)と外しているので、ここで巻き返したいと思っています! 意気込みは十分です。
ということで、私の気になる馬を挙げたいのですが、まずはリバティアイランドの扱いから考えないといけませんよね。一冠目の桜花賞を圧巻の内容で勝ち、今回も圧倒的人気が予想されます。
穴馬券を好む私としては、リバティアイランドを外してみようかな......なんて考えも頭をよぎるのですが、冷静に見ると、やっぱりこの馬は外せないかなあ。前走の桜花賞は、鞍上の川田将雅騎手も言っていたとおり、スタート後に馬があまり前へ行かず後方からの競馬。4コーナーでは16番手(18頭立て)というポジションで、「これ届くのかな?」と思ったのですが、そこからすごい末脚で差し切ってしまいました。
私のなかでは「3枚くらい力が抜けているんじゃないかな」という印象で、今回も上位争いは間違いないと思います。本命にするかは別として、馬券を買ううえでは外せませんよね。
●「展開的に有利になる馬」とは?
問題は、その他の馬たち。私が今、気になっているのはゴールデンハインドです。
桜花賞には出ておらず、前走はオークストライアルのGⅡフローラSに出走。7番人気ながら、スタートから逃げて最後にもうひと伸び。見事に逃げ切ってこの舞台に進んできました。
オークスは2400mという長い距離がカギになりますが、この馬のお父さんはゴールドシップで、スタミナは十分ありそう。フローラSからの好走馬も過去に多く、人気がない時に穴を開けているケースも目立ちます。
展開的にも、リバティアイランドが後方から行くのなら、先行するこの馬はマークが薄れて有利になるかな、と。今回もあれよあれよと押し切るパターンに期待しています!
●推し馬に可能性あり
次に気になるのは、穴っぽいところでキタウイングですね。
この馬はずっと馬券を買っていて、というのも、私が北海道出身なので「北」つながりで応援している......という理由なのですが(笑)。
ただ、そうやってこの馬をずっと追いかけてきたからこそ、今回は可能性があると思っていて。その理由は、まずここまでに重賞を2勝しているということ(GⅢ新潟2歳SとGⅢフェアリーS)。
ここ2戦は大きく負けていますが、キタウイングは追い込みのスタイルで、前々走のGⅡチューリップ賞(7着)は直線で他の馬にぶつけられてしまったり、前走・桜花賞(12着)は、リバティアイランドは別格として、他の馬は先行した組が上位に来ていたり。大胆な戦法なので、この2戦は展開が向かなかったとして度外視してもいいかな、と。
巻き返す可能性はあると思いますし、距離もコースも大きく変わる今回は見直せるはず。期待しています!
●血統的に注目の2馬
その他の注目馬では、血統的にすごく気になっているミッキーゴージャスですね。なんといっても、お母さんは2015年のオークスを勝ったミッキークイーン。
まだ2戦2勝のキャリアで、重賞を走ったこともないのですが、この2勝は余裕たっぷりのレース。底を見せていません。馬券圏内(3着以内)なら十分に可能性はありそうです。
あとは、人気どころで押さえておきたいのがハーパーですね。鞍上がクリストフ・ルメール騎手というのは心強いですし、そのルメール騎手が前走・桜花賞のあとに「もっと距離があったほうがいい」とコメントしていますから。
デビュー戦も2着に負けたとはいえ、2000mを使っていますから。血統を見ても長い距離への適性はありそう。有力だと思います。
オークスが終わると、来週は日本ダービー。なんとか今週馬券を当てて、いいムードでダービーを迎えたいところ。ここに挙げた馬たちの好走を祈ります!
【profile】
高田 秋 たかだ・しゅう
1991年9月23日、北海道生まれ。