まるでアート作品のようなオシャレな一台も!
SNSが生活の一部になっている今、「映えること」に命をかけている女性も多いことでしょう。食べるものや身に付けるもの、なんでも見た目のインパクトが最優先。旅先の景色でも、まったく観光スポットでもなんでもない場所が、SNSの投稿によって一躍有名に! なんて話もよく聞くようになりました。
1)DS・DS3クロスバック
まずは、2020年3月の月間販売台数がなんと、わずか78台という超マイナーなフランスの自動車ブランド、DSのオシャレなコンパクトクロスオーバーSUV、DS3クロスバックです。もともとはシトロエンのさらに上級なプレミアムラインとして人気となったDSは、とにかく外観もインテリアも独創的。彫刻のようなボディライン、宝石のように輝くLEDヘッドライトなど、まるでアート作品のような外観です。
まさしく、パリの街に似合うそうな雰囲気ですが、日本の金沢のような古都にも、意外にマッチするのでもう、映えまくりですよね。インテリアでも日本車では見たこともないようなダイヤモンド型のスイッチとか、高級腕時計のベルトをイメージしたようなレザーシートとか、パーツひとつひとつまで「映え」確定。いつでもどこでもパシャッと写したくなることでしょう。ちなみに「映え」だけでなく、1.2リッター3気筒ターボ+8速ATの走りも、とても気持ちのいいものです。

2)アルファロメオ・ジュリエッタ
お次は、DSよりは知名度も販売台数も上ですが、やはり2020年3月の販売台数は220台にとどまってしまった、イタリアの自動車メーカー、アルファロメオのコンパクトカー、ジュリエッタ。1954年に登場した初代から、世にも美しいデザインで世界中を虜にしてきたクルマで、もちろん現行モデルもあちこちに美しさが溢れています。

盾をモチーフとしたグリルに置かれた、十字架と蛇のアルファロメオのエンブレムだけでも映えるのですが、そのエンブレムに隠された意味を知れば、ますますその魅力の虜になってしまうかも。そして、1.7リッターターボの走りはかなり情熱的で、ラテンの国ならではの楽しさがありますよ。

「映え」る風景を求めてロングドライブに出かけるのも楽しめる!
3)フィアット500X
続いて、同じくイタリアの自動車メーカー、フィアットから、2020年1月の販売台数が30台以下の激レアぶりなのに、とってもオシャレなコンパクトクロスオーバーSUV、500X。おそらく、ルパン三世の愛車として有名な500のほうは、日本でもコンスタントに月間で数百台は売れているのですが、ボディがひとまわり大きくなり、SUVルックとなる500Xは、まだあまり知られていないので「映え」間違いなしです。

しかもこの500Xは、単に500をちょっとイジってSUV風にしたわけじゃないんです。

4)スマート・フォーフォー
さて、お次はもうあとちょっとで買えなくなってしまう、メルセデス・ベンツが販売するキュートなコンパクトカー、スマート・フォーフォー。初代はあの腕時計で有名なスウォッチが手がけていたことで注目され、モダンで遊び心溢れるデザインは、どこを撮っても「映え」だらけといった感じです。そのスマートはなんと、次のモデルからEV専用モデルになることが決まっていて、ガソリンエンジンモデルは2019年末ですでに生産を終了。

なので今ある在庫がなくなったら、新車での購入はできなくなってしまうのです。小さくても上質感がたっぷりで、小回りもきくのでどこでもスムースに走れるのも、スマートの大きな魅力。これなら、ちょっとマイナーな場所にあるカフェなど、映えスポットを探しに行くドライブにも良さそうですよね。

5)ジープ・レネゲード
さて最後は、ブランド名だけは聞いたことがあるという女性も多いことでしょう、アメリカの自動車メーカー、ジープのレネゲードです。ジープそのものは、アウディ、ボルボに継ぐくらいの快調な販売台数を誇っていますが、そのなかではまだまだマイナーなのが、ジープ最小となるコンパクトカーのレネゲード。でもそれが、ほかのジープモデルにはない愛嬌のある雰囲気と、でもやっぱりジープの一員としてタフでカッコいい感じと、どちらも持っていて女心をくすぐられます。

しかも、フロントガラスをよ~く見ると、隅っこに古いジープが走っているイラストがあったり、ガソリンを入れようと蓋を開けたらクモの巣が出てきたり、毎日が楽しくなるような遊び心が満載。ほかにもたくさんの仕掛けがあるので、それを見つけるだけでもSNSに投稿したくなっちゃいそうですね。

というわけで、SNS映えを狙うならコレ! と太鼓判を押したい、マイナーでオシャレな輸入車をご紹介しました。こんなクルマたちと一緒なら、普段なら素通りしていた場所でも、思わず愛車を停めて撮影したくなるかもしれないし、今までには興味を持たなかったような、クルマのパーツにも映えポイントが見つかるかもしれません。それらはきっと、新しいクルマの楽しさを教えてくれるのではないかと思います。