スーツケースをモチーフにしたデザインが魅力!

群雄割拠のスーパーハイト軽自動車のなかでも個性的なルックスが目を引く、スズキ・スペーシア。2013年に初代が誕生。2017年にフルモデルチェンジが施され、2代目となった。

この記事では、現行型スペーシアについて解説したい。



人気の軽ハイトワゴン「スペーシア」とは?

スペーシアはハイブリッドXとハイブリッドGの2グレード、よりスポーティに仕上げたスペーシアカスタムはハイブリッドGS、ハイブリッドXS、ハイブリッドXS TURBOの3グレード、SUVテイストのスペーシアギアはハイブリッドXZ 、ハイブリッドXZ TURBOの2グレードを用意する。



ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mm(スペーシアギアは1800mm)。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注...の画像はこちら >>



低床フロアによる乗降性の良さはそのままに、全高は先代より50mm高くなっており、着座位置を前席は30mm、後席は15mmアップ。見晴らしの良さを向上している。室内長は2155mm、室内高は1410mmと広い空間を確保。



さらに新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用により、ボディ剛性アップと軽量化を両立しながら、操縦安定性と乗り心地を大幅に向上。また全車にマイルドハイブリッドを搭載する。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!



メーカー希望小売価格(税込み)は、スペーシア:138万500円(ハイブリッドG/2WD)~164万7800円(ハイブリッドX/4WD)、スペーシア カスタム:164万8900円(ハイブリッドGS/2WD)~195万9100円(ハイブリッドXSターボ/4WD)、スペーシア ギア:168万7400円(ハイブリッドXZ/2WD)~188万4300円(ハイブリッドXZターボ/4WD)となっている。



遊びゴコロ満載! スペーシアの魅力とは?

走行性能

マイルドハイブリッドを採用し、アイドリングストップからの再発進時は、ガソリンを使わずにモーターの力だけでクリープ走行し、渋滞時などのガソリン節約に貢献。エンジン再始動時は、ISGのスターターモーター機能により、静かでスムーズな再始動を実現する。加速時にはモーターの力でエンジンの出力をアシスト。さらにパワーモードスイッチを押せば、エンジン・CVTの制御変更に加えて、ISGによるモーターアシストをトルクアップさせることで、力強い加速力を発揮する。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!



外観、内装

スペーシア
スーツケースをモチーフとした、ひと目見ただけで広さを感じるスクエアデザインを採用。ボディカラーは以下。



クールカーキパールメタリック



オフブルーメタリック



チアフルピンクメタリック



ピュアホワイトパール



ブルーイッシュブラックパール3



シフォンアイボリーメタリック



シルキーシルバーメタリック



アーバンブラウンパールメタリック



ブリスクブルーメタリック



クールカーキパールメタリック ホワイト2トーンルーフ



オフブルーメタリック ホワイト2トーンルーフ



チアフルピンクメタリック ホワイト2トーンルーフ



ピュアホワイトパール ホワイト2トーンルーフ



※2トーンはハイブリッドXで選択可



内装も同様、スーツケースがモチーフ。遊び心あるデザインとする他、天井やサイドを真っ直ぐにすることによって、開放感ある空間を生み出している。



内装色にはブラック、ベージュを用意。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!

スペーシアカスタム
優しいイメージのスペーシアと比べてスペーシアカスタムはスポーティなデザインを採用し、精悍な印象だ。ボディカラーは以下。



フェニックスレッドパール



ピュアホワイトパール



ブリスクブルーメタリック



アーバンブラウンパールメタリック



スチールシルバーメタリック



ムーンライトバイオレッドパールメタリック



ブルーイッシュブラックパール3



スチールシルバーメタリック ブラック2トーンルーフ



フェニックスレッドパール ブラック2トーンルーフ



ピュアホワイトパール ブラック2トーンルーフ



ブリスクブルーメタリック ブラック2トーンルーフ



※2トーンはハイブリッドXS、ハイブリッドXSターボで選択可



内装には手触りのよい素材で作り込んだ専用シートを用意。ハイブリッドXS、ハイブリッドXSターボにはレザー調の表皮や赤いステッチも施し、さらに上質なインテリアに仕立てている。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!

スペーシアギア
SUVルックなデザインを採用し、ルーフやフロントフェイス、足回りなど、随所にガンメタリック塗装を施す。ボディカラーは以下。



ピュアホワイトパール



シフォンアイボリーメタリック



ブルーイッシュブラックパール3



スチールシルバーメタリック



アクティブイエロー ガンメタリック2トーンルーフ



デニムブルー ガンメタリック2トーンルーフ



フェニックスレッドパール ガンメタリック2トーンルーフ



オフブルーメタリック ガンメタリック2トーンルーフ



クールカーキパールメタリック ガンメタリック2トーンルーフ



内装は全席撥水加工仕様とし、オレンジステッチがアクティブな印象だ。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!



装備

車内で快適に過ごせる装備を多数用意。



インパネアッパーボックス、インパネドリンクホルダー、BOXティッシュなどが収納できるインパネボックス、助手席下のシートアンダーボックス、ショッピングフックや4ヶ所のユーティリティナットなど収納に優れる。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!



またスペーシア・ハイブリッドX、スペーシアカスタム、スペーシアギアにはインパネセンターポケット+USB電源ソケット(2個)、スペーシアカスタム、スペーシアギアには後席右側にリヤクォーターポケット+アクセサリーソケットを採用。



スペーシア・ハイブリッドX、スペーシアカスタム・ハイブリッドXS、ハイブリッドXSターボ、スペーシアギアには後席右側の折りたたみ格納式のパーソナルテーブルを用意する。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!



燃費

WLTCモード燃費は19.8~22.2km/L。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!



仕様変更で安全装備や車体色が一新!

2020年8月に一部改良を実施。夜間の歩行者も検知可能なデュアルカメラブレーキサポートとSRSカーテンエアバッグを標準化。さらに、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールを、スペーシアハイブリッドXアップグレードパッケージ、スペーシア カスタム、スペーシア ギアへ新たに採用した。そのほか道路標識を認識する機能を向上。車両進入禁止に加えてはみ出し通行禁止、法定速度、一時停止も認識するように仕様変更したことで、スズキ・セーフティサポートの機能をさらに充実させている。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!



ボディカラーについても選択肢を拡大。スぺーシアにクールカーキパールメタリック、またハイブリッドXにクールカーキパールメタリックとシフォンアイボリーメタリックにホワイトの2トーンルーフ仕様を追加した。スペーシアカスタムには、ハイブリッドXS、ハイブリッドXSターボにスチールシルバーブラック 2トーンルーフ仕様を新設定。スペーシアギアにはシフォンアイボリーメタリック、またクールカーキパールメタリック、デニムブルーメタリックにガンメタリック2トーンルーフ仕様を追加した。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!



スペーシアのグレードごとの特徴

ハイブリッドG

スペーシアのベースグレード。



ハイブリッドX

ハイブリッドG にはない2トーンカラーの選択が可能となる。その他、ベースグレードに加えて、標準装備されるのは以下。



後席左側ワンアクションパワースライドドア[予約ロック機能/挟み込み防止機構付]



後席右側ワンアクションパワースライドドア[予約ロック機能/挟み込み防止機構付]



スライドドアクローザー(後席両側)



ロールサンシェード



スリムサーキュレーター



助手席シートヒーター(4WD車)



チルトステアリング、USBソケット(2個)



助手席バニティーミラー[チケットホルダー付]



パーソナルテーブル[ドリンクホルダー2個



ショッピングフック3個、折りたたみ格納式](後席右側)



アクセサリーソケット(後席右側)



ラゲッジルームランプ



運転席シートリフター



後席スライド用ストラップ(ラゲッジフロア)



フロントアームレストボックス



助手席シートバックポケット



メッキフロントグリル



プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)



スペーシアカスタム ハイブリッドGS

スペーシアカスタムのベースグレード。



スペーシアカスタム ハイブリッドXS

ハイブリッドGSにはない2トーンカラーの選択が可能となる。その他、ベースグレードの仕様に加えて、以下が標準装備される。



フロント2ツイーター&リヤ2スピーカー



後席右側ワンアクションパワースライドドア[予約ロック機能/挟み込み防止機構付]



スリムサーキュレーター



本革巻ステアリングホイール(ハイブリッドGSはウレタンステアリングホイール)



本革巻シフトノブ



パーソナルテーブル[ドリンクホルダー各2個、ショッピングフック各3個、折りたたみ格納式](後席左右)



LEDイルミネーション(フロントバンパー)



メッキドアハンドル(ハイブリッドGSはカラードドアハンドル)



プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)



スペーシアカスタム ハイブリッドXSターボ

ハイブリッドXSとの違いは、ターボとなる他、パドルシフトが標準装備される。



スペーシアギア ハイブリッドXZ

スペーシアギアのベースグレード。



スペーシアギア ハイブリッドターボXZ

ハイブリッドXZとの違いは、ターボとなる他、パドルシフト、本革巻シフトノブ[メッキシフトノブボタン]が標準装備される。



スペーシアのグレード選びのコツ

スペーシアのベースグレード、ハイブリッドGはオプションでもスライドドアが用意されていないため、家族で使うなど、スライドドアが必要な場合はハイブリッドXが適している。また高速走行をする機会が多い場合など加速を求めるのであれば、スペーシアカスタム ハイブリッドXSターボ、スペーシアギア ハイブリッドターボXZがおすすめだ。ターボモデルはこの2台となる。またスポーティな見た目を好む人はスペーシアカスタム、アウトドア用途を考えている人はSUVテイストのデザインを採用し、室内に撥水加工がされているスペーシアギアが良いだろう。



スペーシアはなぜ人気? 充実の安全装備や一新された車体色に注目!



走りや安全性、使い勝手、遊び心あるデザインをバランス良く取り入れたスズキ・スペーシア。ぜひ自分の好みやライフスタイルに合った1台を見つけてほしい。

編集部おすすめ