この記事をまとめると
■埼玉県でバスの展示会「第7回バステクin首都圏」が開催された



■試乗や運転の体験などもできるほか、車両だけでなく用品関連のメーカーも出展



■世界初公開となる車両なども登場した



バスオタクが”バスオンリー”の魅惑の展示会に行ってきた

2021年11月12日に、埼玉県さいたま市にある“埼玉スタジアム2002”東駐車場において、株式会社ぽると出版主催、国土交通省後援、公益社団法人 日本バス協会と一般社団法人 東京バス協会協賛により、第7回バステクin首都圏が開催された。



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バス事業者、完成車メーカー、用品メーカーなど、バス業界関係者向けの実車や用品展示をおもに行うのがバステクin首都圏(バステクフォーラムも同じ)。業界関係者の貴重な情報交換の場ともされている。

とくにここ数年は中華系のEV路線バスの運手体験試乗及び客席試乗が好評を得ている。



コロナの落ち着きで「バス業界」にも笑顔復活か? バスオタも集う「バステク」に潜入した



今回はバステクin首都圏では初出品となる、EVモータース・ジャパンの小型BEV(バッテリー電気自動車)バスF8の運転体験試乗だけでなく、客席試乗も客席が満席になる試乗回もあるほど盛況であった。またオノエンジニアリング/アジアスタージャパンでは、オノエンスターEVの全長9メートル車がバステクin首都圏初出品されている。



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世界初公開となるバスも登場し大賑わい

車両展示コーナーでは、内燃機関車が存在感を見せていた。韓国現代(ヒュンダイ)自動車ジャパンが、世界初公開となる大型観光バスユニバースのEDSS(ドライバー異常時対応システム)付き車を出品していた。また、Jバス(いすゞと日野の合弁となるバス製造会社)では、大型路線バスベースのオリジナル“ファン!バス”を、三菱ふそうトラック・バスでは、大型自家用バス エアロスターワンステップをバステクin首都圏初として出品していた。



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用品では、エビスソルーションズ/三井物産オートモーティブ、関西電力/ダイヘン、日本ドライケミカル、ホワイトホールラボ、南関東日野自動車、ユニ・トランドがバステクin首都圏初出展企業としてブースを構えていた。



2020年のバステクフォーラムとバステクin首都圏、2021年のバステクフォーラムは、新型コロナウイルスの感染拡大がいまよりも深刻ななかでの開催であったので、どこか“ひっそり”とした雰囲気に会場が包まれていたが、今回は緊急事態宣言も全面的に解除されたなかでの開催となり、新規出展企業や、世界初公開、初出品などが目白押しとなり、さらに各出展企業を見ても、イベントに参加するスタッフの多い企業が目立ち、晴天にも恵まれ、大変賑やかななか、第7回バステクin首都圏は開催されていた。



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世界的な原油価格の高騰により、ディーゼルエンジンの燃料となる軽油も高騰している。せっかくの“これから”という雰囲気に水を差す事態ともいえるが、会場内はそれを吹き飛ばすような業界関係者の元気な姿が目立って行いた。

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