この記事をまとめると
■国産スポーツカーで1000万円超えの車種を紹介



■当時の販売価格は500万円以下の場合が多いので、今では2倍以上となる



■増えることのないクルマなので、これからも上がり続ける可能性が高い



上がり続ける国産スポーツカーのなかでも別格の存在とは

最近の国産スポーツモデル、とくに1990年代~2000年代前半に登場したモデルの価格高騰が目覚ましく、R34型スカイラインGT-Rに至っては、もっとも安いものでも1000万円オーバーという異常事態となっており、この10~15年ほどで3~4倍の価格という爆速の上がりぶりとなっている。



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そんなスカイラインGT-Rに圧倒されてしまいがちだが、それ以外にも1000万円オーバーのプライスタグが付けられた国産スポーツモデルは存在しているということで、今回はそれらをピックアップしてみたい。



トヨタ・スープラ(80系)

1993年に登場した80系スープラは、日本では2代目、グローバルでは4代目モデルとして登場。搭載エンジンは全車直列6気筒の3リッターとなり、ターボとNAの2種類が用意されていた。



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この2JZエンジンは大パワーにも対応できる名機と呼ばれており、現役時代にはサーキット周回系だけではなく、最高速アタックのベース車両としても愛されたモデルとなっていた。



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そんな80スープラであるが、新車時の価格はターボのトップグレードでも450万円ほど。最終型が2002年モデルなので20年で倍以上の価格になってしまったということになる。



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ホンダ・シビック 無限RR

4代目モデルからはターボ化がなされてしまったため、ホンダらしいNA高回転型のエンジンを搭載した最後のシビックタイプRとなった3代目モデル。そのFD2型タイプRをベースに無限が手掛けたのが「無限RR」である。



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エンジン内部や吸排気系の変更により、NAながら+15馬力を実現したエンジンに、アルミボンネットやカーボン製のフロントバンパー&リアウイングで-15kgを実現したボディ。そして専用のサスペンションやエアロパーツによってタイプRを超える走行性能を手にした1台となっていた。



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このモデルは限定300台で販売されたが、申込開始からわずか10分で完売したと言われ、477万7500円という価格も決して高額ではないと言われていたが、現在は1400万円近いプライスを掲げているものもあり、15年でおよそ3倍の価格となっている。



スバル・インプレッサSTI spec C Type RA-R

インプレッサSTIの中では比較的安価な価格で狙うことができるというイメージが強かった2代目モデル。確かに今でも100万円台前半から狙えるものも多く、2ペダル仕様のAラインであれば100万円を切るものも見つかる。



しかし、その一方でSTIが手掛けたコンプリートモデルは価格が下がっておらず、2代目インプレッサSTIがベースとなっているS202~S204は新車価格と同等の400万円台の価格が付けられていた。そんなSTIのコンプリートモデルの中でもひと際高額となっていたのが、2代目モデル最後のコンプリートカーとなった「spec C Type RA-R」である。



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究極のロードゴーイングカーを目指して300台限定で生み出されたこのモデルは、中速域から高速域にかけてのレスポンスを格段に向上させたエンジンにリンク類がすべてピロボール化された足まわり、強化スタビライザー&ダンパー+スプリング、専用のブレンボ製キャリパー&ディスクなど一切の妥協なく仕上げられている。



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当時は430万円ほどだったが、すでに2倍以上の1000万円台となっている。しかし流通している車両はともにWRブルーであり、わずか50台のみの特別限定色アストラルイエローをまとった個体であれば、更なる高額化も大いにあり得そうだ。

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