三重県桑名市の多度大社で「上げ馬神事」が行われました。伝統行事は大きな転換期を迎えています。

700年近い歴史を持つ、多度大社の「上げ馬神事」。馬が急な坂を駆け上がり、農作物の出来を占います。

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3年前までは高さ2メートルほどの「土壁」がありましたが、骨折した馬が殺処分され「動物虐待」と批判を浴びたことを機に土壁が撤去され、坂の傾斜も緩やかになりました。

約700年続く「上げ馬神事」 “動物虐待”と批判浴び… 土壁撤去・坂の傾斜も緩やかに 少子化にも直面 三重・桑名市の多度大社
2023年

なぜ?神の案内役として馬に乗る「神児」は公募に

5日は、上げ馬に参加した3頭すべてが無事に坂を上り切りました。

(観客)
「かっこよかった」
「ケガがなく上れているので、それもそれで楽しいかなと」

約700年続く「上げ馬神事」 “動物虐待”と批判浴び… 土壁撤去・坂の傾斜も緩やかに 少子化にも直面 三重・桑名市の多度大社
CBC

しかし、祭りが直面する課題はほかにも。

(多度大社 権禰宜 増田秀麿さん) 
「馬に乗って上げ坂を行う地区が(ことし)6地区から3地区に減っている」

約700年続く「上げ馬神事」 “動物虐待”と批判浴び… 土壁撤去・坂の傾斜も緩やかに 少子化にも直面 三重・桑名市の多度大社
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少子高齢化による担い手不足です。

去年15回行われた「上げ馬」は、ことしは9回に減り、神の案内役として馬に乗る「神児」も、地元から選ぶのが難しくなり、ことしから公募に切り替わりました。

「時代の流れで仕方がないのかな」

変わりゆく祭りの姿に、地元の人は。

(地元住民)
「この時代の流れで仕方がないのかな、こうやって形を変えて、一生懸命みんなが努力しているので、それを認めてもらいたい」
「みんなで楽しめて、熱くなれる祭り。年に1回は必ず開催して続けてほしい」

地域に根付く伝統行事の存続に向け、試行錯誤が続いています。

約700年続く「上げ馬神事」 “動物虐待”と批判浴び… 土壁撤去・坂の傾斜も緩やかに 少子化にも直面 三重・桑名市の多度大社
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