「出光丸」がいよいよ名古屋に到着します。21日に出された貿易統計で、中東からの原油輸入が7割近く減少した最大の要因が、ホルムズ海峡の封鎖なので、出光丸が戻ってくるというのは、今後に向けて大きな意味を持ちます。

では「出光丸」は、今どこにいるのか。現時点でもう四国の南あたりまできていて、来週の月曜日、25日の正午頃には名古屋港に到着する予定です。

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ホルムズ海峡を通過した原油タンカー「出光丸」 5月25日(月)正午頃に名古屋港へ 消費者にはどのくらいで届く?
CBC

荷揚げされた原油はどうなる?

荷揚げされるのは、出光興産「愛知製油所」の広い敷地の一角で、原油タンクがある場所です。愛知製油所に、原油タンクは25基あり、合わせて約200万kLの貯蔵能力があるということですが、これは、日本での原油の消費量、単純計算で言えば6日分にあたります。

ホルムズ海峡を通過した原油タンカー「出光丸」 5月25日(月)正午頃に名古屋港へ 消費者にはどのくらいで届く?
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では、この大型タンカーからどのように荷揚げされていくのか。大型タンカーがこの岸に接岸されて…というイメージがありますが、実は「伊勢湾シーバース」という海上施設にやってきて、9キロある海底のパイプラインを通って、1時間に約1万kLの原油がこのタンクに運ばれるということなんです。

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どのくらいで町のガソリンスタンドに届く?

荷揚げ完了までは数日かかりますが(今回は荷揚げ完了まで2日)その後製油所での精製には10日ぐらいかかるそうです。なので、原油が精製されて、ガソリン、軽油、灯油、ナフサになるまでには大体10日間かかるので、少なくとも、2週間ほどしてからガソリンスタンドなどへ配達されます。

実はこの出光丸に続いて、ENEOSの「エンデバー」も日本に向かっていますがそのほか40隻は依然としてホルムズ海峡に滞留しています。

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