
リコーと東芝テックは19日、オフィス向け複合機や関連機器の生産・開発に関する事業を統合すると発表した。リコー子会社のリコーテクノロジーズ(神奈川県海老名市)を合弁母体とし、両社の事業を分割・集約する。
合弁母体となるリコーテクノロジーズは事業統合に伴い、社名を変更する。合弁新会社の社長、資本金などは未定で、今後詰める。
リコーは複合機、プリンターとその周辺機器、関連消耗品を、東芝テックは複合機、自動認識技術を使ったオートIDシステム(ラベルプリンター、ビーコン端末、RFIDシステムなど)、関連商品などを分割する。分割する対象部門の売上高はリコー3703億円、東芝テック737億円(いずれも2022年3月期実績)。
事業統合に伴い、東芝テック画像情報システム(静岡県三島市)、マレーシアToshiba Tec Malaysia Manufacturing Sdn. Bhd.など東芝テックの子会社5社が合弁新会社の傘下に移る。