GA technologiesは16日、マーキュリーリアルテックイノベーターをTOB(株式公開買い付け)で子会社化すると発表した。両社が保有する不動産データを掛け合わせることで、中長期的な第3の収益の柱として不動産データ事業を拡大するのが狙い。
買付価格は1株当たり509円で、公表前営業日での終値565円を9.91%下回る水準に設定した。買付予定数は所有割合48.14%にあたる134万4000株で、上下限も同数。マーキュリー社長の陣隆浩氏と同氏の資産管理会社であるJINXから買い付ける。その他の株主からの買い付けは想定していない。現在、マーキュリーの持ち株比率は陣氏が63.5%、GAが3.1%だが、TOB成立後はGAが54.5%、陣氏が12.1%となる見込み。
買付代金は約6億8400万円。買付期間は2024年7月17日から8月14日までの20営業日。決済の開始日は8月21日。公開買付代理人はみずほ証券。