松屋アールアンドディは、自動車用シートカバーの縫製加工を手がけるタカハター(宮城県栗原市。売上高9億3500万円、営業利益△8890万円、純資産△1億6700万円)の全株式を、オートソーイングソリューション(京都市)に無償譲渡することを決めた。

ベトナム子会社との協業による受注拡大を目的に2017年、タカハターを傘下に収めたが、新型コロナ禍以降の生産量落ち込みに伴い業績不振が続いていた。譲渡先は松屋アールアンドディ副社長でタカハター社長の中野雅史氏が設立した会社。譲渡予定日は2025年1月31日。貸付金と未収利息の合わせて3億7600万円を債権放棄する(全額引き当て済み)。

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