ショメ監督15年ぶり長編アニメ『マルセル&ムッシュ・パニョル』7分間の冒頭映像公開
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『ベルヴィル・ランデブー』『イリュージョニスト』を手がけたシルヴァン・ショメ監督最新作『マルセル&ムッシュ・パニョル』より、7分間の冒頭映像が公開された。



ショメ監督にとって15年ぶりの長編アニメーション映画となる本作は、フランスの国民的作家マルセル・パニョルが少年時代の自分と人生を振り返る、事実に基づく物語。

2025年のカンヌ国際映画祭スペシャル・スクリーニング部門と、アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門に正式出品された。



今回の映像は、1956年のパリで戯曲『ファビアン』の作者パニョルが、まばらな客席を前に舞台挨拶に立つシーンから始まる。気落ちするパニョルは「もう僕は人間に興味がない」と漏らすが、女性誌『エル』の編集長エレーヌから「子ども時代や初恋の話をうちの雑誌で連載したらどうかしら?」と提案される。意を決して机に向かい、最初の一行を書き始める彼の前に、少年時代の自分であるマルセルが突然現れる。「何しに来た?」と尋ねるパニョルに対し、「僕もずっと一緒にいた」と答えるマルセル。やがて10歳のマルセルと61歳のムッシュ・パニョルがふたりで人生を振り返っていく、物語の始まりを収めた内容となっている。



ショメ監督は本作の誕生について、「8年前、マルセルの孫であるニコラ・パニョルと、プロデューサーのアシャルガン・ポワレ、ヴァレリー・ピュエシュから、マルセル・パニョルは好きかという連絡があった。もちろん、私の答えは大賛成!だった」と振り返る。当初、彼らはパニョルの人生を映し出そうと、アニメーションパートを含むドキュメンタリーを計画していたという。ショメ監督は「そのようなハイブリッドなドキュメンタリーは不自然だと感じ、アーカイブのみで構成された本物のドキュメンタリーを作る方が好みだと伝えた」と明かしている。



その後、資金調達と他のプロデューサーを惹きつけるために、レイミュ、フェルナンデル、そしてパニョルが登場するふたつのシーンをアニメーション化したところ、「興味深いことが起きた。アニメーションシーンだけに注目が集まったのだ。

パニョル、レイミュ、フェルナンデルがよみがえるのを見て、誰もが感動した!」という。そこでショメ監督は、ドキュメンタリープロジェクトで得た知識を活かし、全編アニメーションの伝記映画を制作することに決めた。そのコンセプトから試作したところ、アトン・スマーシュとリリアン・エシュが魅了され、彼らがプロジェクトを引き継いで資金を調達し、カンヌ国際映画祭の正式出品につながったと振り返っている。



パニョルが生涯を通じてプロヴァンスと深く結びつき、南部での幼少期が常に彼の創造性を導いていたことについて、ショメ監督は「マルセルは幼少期を忘れることができなかった。彼の著作において、子ども時代の記憶は非常に鮮明だ。まるで数日前に体験したかのようである。私は、若きマルセルというキャラクターを使ってそれらの記憶を表現した。彼が大人になったマルセルのもとに現れ、記憶を取り戻すのを手助けするのである」と説明。本作では映画全体を通じて、小さなマルセルが幽霊のように大人のマルセルを導くが、このアイデアはニコラ・パニョルとともにマルセル・パニョルの書斎を訪れたときに思いついたという。そこは『父の大手柄』や『母のお屋敷』が書かれた場所で、「1974年に彼が亡くなって以来、手付かずのまま残されていた」と秘話を明かした。



映画『マルセル&ムッシュ・パニョル』7分間の冒頭映像



<作品情報>
『マルセル&ムッシュ・パニョル』



11月6日(金)公開



ショメ監督15年ぶり長編アニメ『マルセル&ムッシュ・パニョル』7分間の冒頭映像公開

公式サイト:
https://klockworx.com/movies/marcel



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