シャガールの背景画を高精細LEDで再現 高輪の新ミュージアムで体験するバレエ『アレコ』まもなく上演
バレエ『アレコ』ビジュアル

2026年3月28日に東京・TAKANAWA GATEWAY CITYに開館した文化の実験的ミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」の開館記念プログラムとして、バレエ『アレコ』が5月29日(金) から6月7日(日) まで上演される。



本公演では、マルク・シャガールが1942年に手がけた舞台美術作品を高精細LEDによる空間演出で再構成し、現代のダンサーと演出によって新たに立ち上げる。

4幕構成の各幕の背景画は現在、青森県立美術館のアレコホールに美術作品として展示されているが、本公演は、その絵画を“舞台空間として体験する”新たな試みとなる。



シャガールの背景画を高精細LEDで再現 高輪の新ミュージアムで体験するバレエ『アレコ』まもなく上演

マルク・シャガール バレエ『アレコ』のための背景画 1942年
シャガールの背景画を高精細LEDで再現 高輪の新ミュージアムで体験するバレエ『アレコ』まもなく上演

マルク・シャガール バレエ『アレコ』のための背景画 1942年

バレエ『アレコ』の物語は、ロシアの文豪アレクサンドル・プーシキンの詩『ジプシー』(1827年)を原作とする。1942年の初演では、ロシアを代表する音楽家チャイコフスキーのピアノ三重奏曲イ短調をオーケストラ用に編曲した楽曲を用い、同じロシア出身のダンサー、レオニード・マシーンが振付を担当。背景画をマルク・シャガールが描いた。



2024年11月、ダンサー・振付家の宝満直也が原作・音楽・作品の背景などを再解釈した青森県立美術館版バレエ『アレコ』が上演された。今回の公演ではそこに舞台背景の再現が加わるが、単なる絵画の再現ではなく、作品に光があたる様子などがLEDにより再現され、MoN Takanawaでしか体感できない作品に。宝満は本公演のために新たに演出・振付を手がけ、ウクライナ出身の国際的ダンサー、アレクサンドル・トルーシュと、注目の若手ダンサー大川航矢がWキャストで主演を務める。



シャガールの背景画を高精細LEDで再現 高輪の新ミュージアムで体験するバレエ『アレコ』まもなく上演

バレエ『アレコ』より

またスペシャル関連企画として、高級磁器ブランドBERNARDAUDによるマルク・シャガール・コレクション磁器のインスタレーション展示が、MoN Takanawa 3Fサンラボで鑑賞できる。さらに、特典付きのプレミアム席では、観劇当日の朝にバレエクラスの見学ができるほか、昼公演と夜公演の合間にダンサー・演出家とのティータイムが楽しめる。対象は13時/17時の回のみとなる。



【物語】
文明社会に嫌気がさしたロシア貴族の青年、アレコは自由を求めてロマ(ジプシー)の一団に加わり、そこで首長の娘ゼンフィラと恋に落ちる。しかしほどなく、自由奔放なゼンフィラは別のジプシーの若者に心を移す。

それを知ったアレコは、怒りのあまりゼンフィラとその愛人を刺し殺してしまうという、嫉妬と所有欲から起こった悲劇。自由と所有、文明と自然、愛と支配といった普遍的なテーマを内包する作品として、現在も高い評価を受けている。



<公演情報>
バレエ『アレコ』



振付・演出:宝満直也



【主な出演】
■Aキャスト
アレコ:大川航矢/ゼンフィラ:勅使河原綾乃



■Bキャスト
アレコ:アレクサンドル・トルーシュ/ゼンフィラ:山田佳歩



2026年5月29日(金)~6月7日(日)
会場:東京・MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000



関連リンク

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/aleko/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2611129&afid=P66)



公式サイト:
https://montakanawa.jp/programs/aleko/

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