京極夏彦原作の舞台『死ねばいいのに』来年1月上演決定 主演・新木宏典、上演台本・演出はシライケイタ
左より)シライケイタ、新木宏典、京極夏彦

京極夏彦原作の舞台『死ねばいいのに』が、2024年1月に紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演されることが決定した。



『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』『百鬼夜行シリーズ』や『巷説百物語シリーズ』など、数々のベストセラー作品を生み出してきた京極夏彦。

その京極作品の中でも異色で究極のミステリーとの呼び声高い本作は、他に類を見ない人間の内面を炙り出した作品だ。



上演台本・演出は、2023年7月に座・高円寺の芸術監督に就任したシライケイタ。原作をもとに描いた上演台本・演出やオリジナルの劇作を得意とし、劇団のみならず外部での演出も数多く手がけている。人間の本質を追求し、メリハリのある演出手腕が注目されているシライが、『死ねばいいのに』が炙り出す人間の本質をどう具現化するのか期待が高まる。



主人公・渡来健也を演じるのは新木宏典。40歳の誕生日を機に、「荒木宏文」改め「新木宏典(あらきひろふみ)」として心機一転。

舞台を中心にテレビでも活躍してきた新木が、これまでの経験を活かし、本格的なセリフ芝居への挑戦として新たな境地を切り拓く。そして、主人公と対峙する六人には、津村知与支、宮﨑香蓮、伊藤公一、阿岐之将一、魏涼子と福本伸一といった実力派のメンバーたちが集結し脇を固める。



京極夏彦原作の舞台『死ねばいいのに』来年1月上演決定 主演・新木宏典、上演台本・演出はシライケイタ

上段左より)新木宏典、津村知与支、魏涼子、福本伸一 下段左より)宮﨑香蓮、阿岐之将一、伊藤公一

■新木宏典 コメント
この度、京極夏彦先生の『死ねばいいのに』の舞台化にあたり、出演させて頂く事になりました。
現実と虚構の境目がなくなってしまいそうになるこの世界感に恐怖を感じながら、魅了されたこの感覚を、板の上でも丁寧に表現出来るよう、精一杯努めて参ります。



■シライケイタ コメント
誰もが本心を隠しながら生きていける時代に、これほど正直な人間を描いた物語は珍しく、原作を読んで驚きました。
言葉と俳優の存在だけで真っすぐ、愚直に作ろうと思います。


「死ねばいいのに」という言葉が反転して客席に深く突き刺さる。そんな芝居を作るつもりです。



<公演情報>
『死ねばいいのに』



2024年1月20日(土)~28日(日)
会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA



原作:京極夏彦『死ねばいいのに』(講談社文庫)
上演台本・演出:シライケイタ
出演:新木宏典、津村知与支、宮﨑香蓮、伊藤公一、阿岐之将一、魏涼子、福本伸一



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