
決勝は4着に敗れた林大悟
地元GⅢ優勝とはならなかったが、番手の責務は全うした。林大悟(30)=福岡・109期・S1=は弟の林慶次郎(福岡・111期)をマークして4着に終わった。
レースは慶次郎のハコを巡って櫻井正孝と競りに。序盤から激しく体をぶつけ合ったが、鐘3半で競り勝つと、終3角で番手捲り。ただ、直線では伸びを欠いて、3着以上に与えられるGⅠ競輪祭(小倉)の出場権すら逃してしまった。
「きつかったですね。道中は(櫻井が)『当たってこないで』と思いながら走ってました」と道中を回顧。「慶次郎が強かった。こんなもんです。(競りの)練習はしていたんですけどね」。いつもの柔和な表情でレースを振り返っていたが、言葉の端々には悔しさがこみ上げていた。