
【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】
どんなときでも、何年キャリアを積んでも、この世界にいる限り、この精神だけは変わらない。それは先輩を敬うということ。
優出6人中、最も後輩の原田篤志(45)=山口・86期・A1=はその精神にのっとり、優出インタビューの収録の順番は全て先輩に先を譲った。「もちろん6番手です」。
水面に出ればもちろんそんな決まりはなく、原田も準優では先輩5人を差し置いて先頭でゴールした。陸の上では最大限に敬って水面ではガチンコ勝負。気持ちよくレースを終えられるのもこの文化があってこそ。時代は変わっても、その精神は生き続けてほしい。
▼3R 金子猛志はイン1着率40%とコース実績は平凡。苦戦の恐れ十分と読むなら、大外の重成が先輩5人をまとめてやっつける可能性もある。6-1=全。
▼12R 坪井康晴は優勝戦1号艇で2連敗中。メモリアルの白井英治ばりに、原田の2コース差しが届くか。2-1=全。
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大澤普司(右)に先を譲って順番を待つ原田篤志(左)

しんがりにインタビューを受ける原田篤志(右端)