
A級残留への勝負駆け真っただ中の小池哲也
ここで悪い流れを断つ。小池哲也(36)=大阪・113期・A1=は現在勝率5.41で前検入り。
この大スランプの理由は明白で、ペラ調整が不振を極めているから。「前期(昨年11月~今年4月)も良くなかったので、これも勉強だと思っていろいろ模索していたら、余計に壊すばかりで…。このままではまずい」
とはいえこのまま指をくわえて見ているわけにもいかない。「苦しい状況だけど、ここからは何としても来期につながるレースをしていきたい」
その思いを後押しするように前検気配は良好で、「回ってからの立ち上がりはいい」と前操者の北山康介がV争いを演じた31号機は大きな力になるはず。再び弟・修平との兄弟A1を復活させるためにも、捲土(けんど)重来を期す。(森 大輔)