【ボートレース福岡(サマータイム)GⅢ企業杯】平田忠則「優勝が最高のプレゼントかな」今節誕生日の愛する娘へV誓う

逆転首位を虎視眈々(たんたん)と狙う平田忠則


 気合の走りを見せた。3日目8Rで平田忠則(48)=福岡・80期・A1=は、6コースから全速戦の連発で猛烈な追い上げを見せて2着を確保。
「2日連続6号艇だったけど、克服できてよかった。昔の僕のレースが久しぶりにできたかな」。ここまでまだ未勝利ながらもオール3連対と的確にポイントをまとめて、首位通過への道筋をつけた。

 機力はまだ手探りながらも徐々に正解に近づいている。「中辻崇人さん仕様のペラだと少し伸びるけど、行き足や回り足がない。このエンジンには向かないのかも。だから三都市対抗の形にしたら、伸びないけど行き足や回り足がスムーズになった」。あとは今の形で伸びを上向かせるだけ。柔軟な姿勢で着実に戦える足に仕上げている。

 前走地の下関では節間未勝利に終わるという大不振にあえいだが、苦しい中でももがくことで収穫を得ていた。「最後までひどかったけど、ペラをいろいろ試せたことで何をやったらダメなのかを確認できた。それが今節にも生きています」

 今節はもうひとつ頑張る理由がある。
今節の2日目は娘の誕生日だった。「何としても勝ちたい」と話していたが、白星は挙げられずじまい。だからこそ、目標を上方修正してきた。「やっぱり最高のプレゼントは優勝だなと。来月のダービーに気持ちよく行くためにも、優勝して帰りたい」。ドリーム1号艇シードの地元A1の意地に懸けても、4日目は今節初勝利から一気に首位通過まで持って行く。(森 大輔)

■ボートレース福岡 開催一覧(出走表・予想)

■ボートレース福岡 ニュース一覧

編集部おすすめ