
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
「アイツに付け切れる選手になれれば、もっと上でも戦えるのに」。そう話すのは久米良(37)=徳島・96期・S1=で、〝アイツ〟とはもちろん今年4月からS班に昇格した犬伏湧也のことだ。
「どんどん強くなっている犬伏君をマークするのは大変だけど、何とか食らい付きたいんですよ」。叩き上げの言葉がピッタリの久米が、歯ぎしりをするように自分の脚不足を嘆く。
「(直近成績で)111点になっているけど、実力が全く追い付いていない。この成績に見合った走りをしないと」。重くて苦しい言葉を連ねるが、それは超一流を目指している間は当然のことなのだ。▼初日12R特選は、同県の後輩に託す。「一緒の時期に(S級上位まで)上がって行った島川(将貴)君の番手だし、2人で頑張りたい」。結束力を武器にして九州トリオへ敢然と挑む。1-7=234。
▼5R(山崎泰己)目標にする森本桂太郎は2分戦を苦にしないタイプで、前が取れれば突っ張り先行まである。2-5=134。
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直近成績111点の久米良は「成績に見合った走りをしないと」と気持ちを高める