
10日間の日程でブラジルと日本の外交関係樹立130周年を記念した式典等、関連行事に出席するため、6月4日に成田空港を出発された秋篠宮家の次女・佳子さま。28時間余りのフライトを経て、現地時間の午前、最初の訪問都市のサンパウロに入られた。
「日本から来た佳子です」と自己紹介
ブラジルにいる日系移民は270万人と世界最多。これまでも平成には天皇皇后だった上皇ご夫妻やいまの天皇陛下、また秋篠宮ご夫妻、そして姉の小室眞子さんらが折々にブラジルを訪問してきた。国の政策によって移民し、異国で多くの苦労を重ねた人々に寄り添う皇室のスタンスは、途切れることなく続いている。
現地時間の7日には、神戸発のブランド「Viaggio Blu」の、ネイビーの小さめのボウタイがアクセントとなっている大きなカメリア柄のワンピース(税込59400円)をお召しになって、ブラジル初の日系人向け老人ホーム「憩の園」を訪問。
入居しているお年寄り一人ひとりと視線を合わせながら「日本から来た佳子です」と自己紹介し、「お体をお大事に」と手を取って交流され、困難だった日々をねぎらわれた。
「ブラジルの広大な国土には日系人のコミュニティが点在しているため、佳子さまはサンパウロのみならず、10日間で8回、移動されます。お言葉もそれぞれの訪問地で述べられることから、合計8回。非常にタイトで厳しいご日程で、美智子さまは以前のブラジルご訪問中、暑さと疲労で体調不良を起こされたことがあるくらい過酷です。
日系人の方々は和装をとても楽しみにされているので、気候が暑くても佳子さまも複数回振袖を披露されるでしょうし、“旅行”などという生やさしいものではないのです」(宮内庁関係者)
体力、気力とも相当消耗するブラジル訪問をはじめ、公務数の多さは皇室内でも指折りで、いまや“皇室のエース格”の佳子さまだが、ここ最近、「類例を見ない結婚」をした眞子さんに赤ちゃんが生まれたことが5月22日、女性セブンプラスのスクープで明るみに出て、“叔母さん”となったことが分かった。
「スクープ当日の記者会見で宮内庁長官は“承知していない”と、皇室と小室圭さん夫妻と無関係を装ったが、その8日後には秋篠宮家の側近のトップである吉田尚正皇嗣職大夫が一転、“ご出産された”と認めた。
いまだに眞子さんと連絡がとれるのは佳子さまだけといわれています。前もって眞子さんは佳子さんに妊娠したことを知らせていたでしょうね。
紀子さまから引き継がれた公務を立て続けに欠席され…
ご両親と娘たちの断絶が継続している秋篠宮家だが、佳子さまは公務においても紀子さま離れをうかがわせることがある。毎年のように足を運ばれてきた「聴覚障害児を育てたお母さんと家族をたたえる会」(1月)、「手話狂言・初春の会」(1月)、「東京都障害者ダンス大会」(5月)を立て続けに欠席された。
「いずれも紀子さまから引き継がれた公務です。佳子さまももう30歳。秋篠宮ご夫妻は公務の数がとても多いけど、佳子さまは公務もご自分のやり方でやりたい……というお考えを強く出すようになられたのでしょう。秋篠宮家で一番深くものごとを考えるのは佳子さまだといわれていますから」(宮内庁関係者)
ブラジル訪問の帰りの飛行機の乗り換えは米国のシカゴだ。眞子さんが住むコネチカット州とはさほど離れていない。佳子さまの考えで、姉の眞子さん、そして秋篠宮家のニューフェイスとなる赤ちゃんとのご対面がなるのか、注目されている。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班