20年ぶり3度目の選抜出場を決めた柳ヶ浦は高い投手力と守備力が注目だ。
投手陣は継投で勝ち進んだ。背番号9の宮城介は最速134キロの直球にスライダー、フォークなどを織り混ぜ、打者を翻弄する。昨秋公式戦は防御率0.42を記録し10イニング連続無失点と安定感を誇る。昨秋は背番号10だった宮原太駕も防御率1.11と安定しており、背番号1の杉本羽輝は27イニング投げ奪三振25と奪三振能力を持つ。複数の投手を揃えており、昨秋は公式戦10試合を全て継投で勝ち上がった。どのローテーションで望むのか注目したい。守備も1試合平均1個以下と安定した守備を誇る。
打線はチーム打率.249と低いものの、単打でチャンスを演出し得点に繋げていく。1番を打つ島袋二魁は昨秋公式戦でチームトップタイの打率.333・四死球7と高い出塁率を誇る。盗塁もチームトップの4個を記録し塁上で駆け回る。昨秋は中軸を打った宮城介は打率.333、4番を打つ杉本羽輝は打率.310を放ち、どちらもチームトップの打点6を記録している。冬場はスイングスピード向上を目標に掲げて練習に取り組んできた。冬を超えてどれほど打撃を磨けるか注目したいところだ。
昨秋は勝利した全7試合中5試合を3点差以内で勝利し、粘り強いチーム状況と伺える。複数の投手を連ね、堅い守備からリズムをつかみ1994年にベスト8に進出して以来の甲子園勝利を目指す。