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「真田丸」3話。まんまとおんぶしてもらう長澤まさみ

2016年1月31日 09時50分 ライター情報:木俣冬
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NHK大河ドラマ「真田丸」(作:作三谷幸喜/毎週日曜 総合テレビ午後8時 BSプレミアム 午後6時)
1月24日放送 第3回「策略」 演出:木村隆文

弟はつらいよ


18.3%と、1、2話よりも若干下がった第3回「策略」は、武田亡き後、ひとまず信州・真田の里に戻ってきた昌幸(草刈正雄)が、「のるかそるか」の作戦を発動し、それに翻弄される長男・信幸(大泉洋)と次男・信繁(堺雅人)の各々の悲哀が描かれた。
信繁をめぐる女性たちに、長澤まさみ、黒木華などのキレイどころがそろい、かつて織田信長を2回も演じたことのある藤岡弘、が本多平八郎忠勝役で、三谷幸喜ファミリーの重要人物のひとり西村雅彦が室賀正武(西村雅彦)で登場するなど、出演者の顔ぶれも豪華だ。

「真田丸」を見逃せなくする工夫のひとつ。タイトルバックに、今日の名場面的なものを入れて期待感をあおる!
タイトルバックが長い(体感でしかないですが長いですよね)のを、名場面でフォローしているのか、名場面を入れたことで長くなっているのかは定かではない。

さて、恋する女子っぽさを溢れさせるきり役・長澤まさみにツッコミどころもいっぱい。それは後述するとして、まずは、次男の悲哀について完全理解しておくことが先決。

真田の里に戻ってきて、弟・信尹(栗原英雄)や叔父・矢沢頼綱(綾田俊樹)と軍議する昌幸。
「のるかそるかは 当家の家風である。」と頼綱は豪快に笑う。
その軍議に呼ばれないと外でしょげているのは信繁。どんなに役に立っても「次男坊とはそういうものだ」と達観している地味な主人公のもとへ、弟つながり・信尹が顔を出す。
「わしはあの人の手足となり、あの人の思いを叶えるだけじゃ」と言う信尹を、「叔父上はすばらしい」と褒める信繁。その心は「いっつも父上の影におられます」。
それを受けて、弟の先輩・信尹は、
「武田に仕えておきながら上杉にとりいれり、さらに北条と通じるなどわしにしかできぬ仕事だ。ここまであやつらの動きを抑えてきたのはこのわしだ。真田信尹を侮るな源次郎」とプライドをのぞかせる。
彼を「鏡とする御方」と尊敬心を見せる信繁の肩に触れる信尹。ああ、ここで、真田信繁は、弟人生のバトンを託されたのだ。重い・・・。

とはいえ、このへんは、2話で描かれたことをもう一度、念には念を入れて説明したという印象で、3話の中心になるのは、信繁の三角関係・・・もあるが、やっぱり、源“三”郎と名付けられた長男・信幸の悲哀だ。

ライター情報

木俣冬

著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『リッチマン、プアウーマン』『デート~恋とはどんなものかしら~』

URL:Twitter:@kamitonami

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