プレゼントにラッピングしてくれない系男子が覚えておくべきこと


男と女のラッピング事情


ヤフー知恵袋に、女性からは「プレゼントにラッピングをしてくれない男性」についての相談、男性からは「ラッピングにこだわる女性」への疑問が寄せられていました。ラッピングに対する意識には男女で差があり、どうやら女性の方が高めな模様。
筆者も、プレゼントはラッピングされているに越したことはないと思います。
自宅の床にこぼれたお茶を見過ごすどころか見守る筆者でさえ、見た目がきれいなものには惹かれますから。そしてプレゼントをくれた相手の自分に対する気持ちも、ラッピングによって大きく感じるので、感謝の気持ちも一層高まります。

ラッピングの「度合い」も地味に大切


プレゼントにラッピングしてくれない系男子が覚えておくべきこと


とはいえ、ラッピングの手の込み具合ともらったときの喜びの大きさが比例するかと言ったら、個人的には、それはまた、別のお話(…と森本レオが出てくるんです。余談です)
大それたラッピングよりも、袋にリボンがついているだけのような「ちょっとした」程度のものがベターかと。くれた本人の前で開けるときに丁寧に開けなくてはと思い、毎回けっこう大変な思いをするので、リボンをシュッとほどくだけくらいだと、彼の前で包装紙の破れた音にヒヤッとすることがなく、ありがたいです。好きな男性の前でガサツな女と思われたくないのは当然のことですからね。
また、中身の存在感を薄れさせるような、あまりに豪華なラッピングだと、「ラッピングでごまかしてる」と思われてしまいかねません。
ラッピングに「着られている感」が出てしまうのは避けたいところ。店頭でラッピングを選ばせてもらえる場合、意識してみてはいかがでしょうか。

「ラッピング、断わってやったぜ!」……はい???


さて、冒頭の漫画のとおり、恋人からプレゼントをもらいました。中身の手袋が纏っていたのは、無印良品の「いつもどおり」の袋。「無印良品だけにとことん無印!」という、彼にとっての一周してこだわったラッピングでしょうか?いえいえ彼、その道すがら、「ラッピングするか聞かれたけど、断ってやったぜ!」と「ポケモンゲットだぜ!」に負けない勢いで言い放ちました。プレゼントをもらった筆者の耳にもろアタック。
やはり少し気にはなりますが、筆者は別に国際ラッピング協会会長でもあるまいし、よかったんですよ別に、ラッピングをしてもらっていなくたって。
引っかかるのはそこなんです。なぜわざわざプレゼントをあげた筆者に直接、「ラッピングを断ったこと」を伝えるのか。

プレゼントにラッピングしてくれない系男子が覚えておくべきこと


人が言った言葉の裏や意図を読む癖のある筆者。先日母から「人の言うことは、たいてい額面通りで裏はないものだ」と聞かされ安心したばかりです。そのタイミングに救われました、彼。
これまでも彼の失礼発言で首をひねることが何度もありました。
悪気がないからかえってそうなるのかもしれませんが、話し合っても繰り返すんですよ。
だから考え方を変えました。長い目短い目、どちらで見ているのかわからないけれど、今日より明日は、さっきより今は、どちらかが死ぬ別れの日に近づいているのだから、彼と笑い合っていない時間を少しでも減らしたいので、彼は嫌な奴ではなく「そういう人」なのだ、「彼の失礼発言シリーズ」もこれでシーズン26か…くらいに思ってあげています。チョコレートドーナツ3つ分ほどのエネルギーを消費しつつ…。
こちらがお子さまランチのナイフで地味に傷つけられながら聞き流す力を鍛えているのだから、相手にも傷つけない意識を働かせてもらいたいものです。彼に、私達は不老不死でないことを伝えておこうかな、一応…

ラッピングはアリ、「わざわざ発言」はナシ!


プレゼントにラッピングしてくれない系男子が覚えておくべきこと


心配性な筆者でなくても、大切な人に対しては、言動の細やかなところまで気になり、言葉の裏を読んだり発言の意図を気にしてしまうことも多いのではないでしょうか。
たとえそうでなくても、「それわざわざ言う?」と思わせてしまうようなことは、ラッピングとは逆で、ないに越したことはないです。そんなことを繰り返すと嫌われてしまうか、相手ばかりが成長することになるのです。
(武井怜)