堺雅人さんが主演を務める日曜劇場『VIVANT』(TBS系)第2シーズンが、いろいろと話題を集め続けています。

8月30日に16話(第2シーズンの6話)が放送され、平均世帯視聴率が15.0%(ビデオリサーチ調べ・関東地区、以下同)を記録。
ほかのドラマと比べると好調な数字ですが、シーズン2の世帯視聴率は第1話から数えて18.8%、16.4%、15.1%、16.6%、15.2%と下落傾向にあります。第1シーズン最終回の平均世帯視聴率が19.6%だったことを踏まえると、視聴者が離れてしまった印象は否めません。一部メディアでは作品を批判する記事も掲載され、SNSでは賛否両論のコメントが飛び交っています。

しかし、全てのドラマを視聴している筆者としては、本作は間違いなく「最終回まで見るべき作品」だと断言します。これまでのストーリーを振り返りながら、『VIVANT』第2シーズンの魅力を見ていきましょう。

■『VIVANT』第2シーズンの魅力はどこにある?
第2シーズンは前作のラストシーンからストーリーが続き、自衛隊の非公認部隊「別班」の諜報(ちょうほう)員・乃木憂助が主人公のままです。ドラマは2クール連続で放送され、前作で生き残った主要キャストも続投。近年の地上波ドラマにはない壮大なストーリーとなっています。

今作では、すでに乃木が別班の諜報員であることが明かされているため、前作以上にテンポよくストーリーが進むのが大きな魅力です。原稿執筆時点では16話(第2シーズンの6話)まで放送されていますが、現段階で数多くの新キャラクターが登場。乃木の新たな敵となる予定の“中国版別班”とされる秘密組織「シンシー」の存在も明らかとなり、次々とライバルたちが出現しています。

このシンシーには阿部寛さん演じる乃木の盟友・野崎守が関わるなど、新事実が発覚。
各話でとんでもない量の情報が交錯し、前作より内容の濃いストーリーとなっています。また、前作ではなかなか実体が分からなかった別班についても詳細が判明し、面白さが倍増しているのです。

今回は、日本を守る別班、中国版別班のシンシーだけでなく、前作で最大の敵だった国際テロ組織「テント」まで関連するストーリー。複数の組織に関与するダブルエージェントも多く、ストーリーが前作より複雑で面白くなっています。さらに、別班のスーパーコンピューター「AIハヤト」をはじめ、AIの活用が多いのも特徴。視聴者が考察したくなる仕掛けを前作以上に連発しています。

■新たな登場人物が次々と登場! 注目は新キャラ「リュウ・ミンシュエン」
前作よりスケールアップしたストーリーだけでなく、登場人物たちも魅力的になっています。中でも多くの視聴者を驚かせたのが、16話に登場した新キャラクターの「リュウ・ミンシュエン(劉銘軒)」です。堺さんは驚きの“一人三役”を演じ、過去に死亡したはずのリュウがシンシーのメンバーとして登場。因縁が深い野崎のライバルになりそうで、堺さんが主人公と敵役を演じるとんでもない展開となっています。

また、前作で大活躍した二階堂ふみさん、二宮和也さん、松坂桃李さんの出番が現時点では少なく、伏線として気になるところ。今後は3人の登場シーンが増えることが予想され、さらに豪華なキャスト陣の演技が見られるのも魅力的です。
宮下今日子さん演じるシンシーの責任者「ハン・リンシン」も謎が多く、気になるキャラクターが矢継ぎ早に登場しています。

■『VIVANT』ならではのサプライズゲストにも注目!
そして、前作よりサプライズゲストが多く、放送の楽しみとなっています。これまで、初回から金メダリストの角田夏実さん、声優の鬼頭明里さん、花江夏樹さんなどが登場。さらに、シンガーソングライターの大塚愛さんや俳優の前田公輝さん、高橋光臣さん、ラグビー芸人のしんやさんなどが次々とチョイ役でサプライズ出演しています。今後もサプライズゲストの登場が期待でき、毎週作品を見る楽しみの1つです。これだけぜいたくにさまざまな著名人を出演させられるのは『VIVANT』ならでは。ゲストも含め、豪華な出演者を楽しむだけでも、最終回まで見るべき価値はあると考えます。

筆者は前作もリアルタイムで視聴していましたが、第2シーズンはよりストーリーが緻密になり、パワーアップしていると感じます。2クール連続で放送されることを考えると、ここからさらに面白くなる可能性が大。最後まで見続けるべき作品だといえるでしょう。

過去に例のない壮大なスケールで制作され、日本のドラマの歴史を変えている『VIVANT』。第2シーズンから離脱してしまった人や、まだ一度も見たことがないという人は、ぜひこの機会に前作からさかのぼって視聴することをおすすめします。


この記事の執筆者: ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
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