千葉豪雨で2人が死亡するなど甚大な被害があった佐倉市で、防災情報を発信する市公式のX(旧ツイッター)が、豪雨発生時に情報を発信できていなかったことが、同市への取材で分かった。市は「職員の帰宅後に急激な雨に見舞われた上、電話対応など他の職務に追われて人手が不足していた」と説明。
市は発生3日後の16日から発信を再開している。
 市の「佐倉市防災情報」アカウントは2011年4月から運用。市危機管理課によると、防災行政無線や防災メールと同内容を発信している。19年の房総半島台風や新型コロナ禍の時期などに投稿してきた。
 一方、直近の24年9月の投稿以降は更新がなく、13日の千葉豪雨の際も関連する投稿はなかった。市民からは「アカウントが動いていない」といった声も上がっていた。
 同課の担当者は千葉日報社の取材に「当時はすでに帰宅していた職員が多かったが、急激な雨で市役所に戻ることも難しい状況。人手が足りない中で電話対応などに追われ、Xの発信まで手が回らなかった」と説明。市民らの声を受け、16日夕方に投稿を再開し「災害の情報を必要とされていた皆さまのご期待に応えられず、ご心配とご不便をおかけしました」と謝罪の投稿をした。防災行政無線や防災メールは通常通り発信できていたという。
 今後、防災情報以外にも複数ある市公式Xの使い分けを含め、Xの運用を見直すとしている。
(佐藤楓)
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