歌声で世界を魅了し、時代を切り拓いたディーヴァたちの軌跡をた...の画像はこちら >>



Text by CINRA編集部



展覧会『ディーヴァ』が2027年3月24日から国立新美術館 企画展示室2Eで開催される。



英国ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)が企画し2023年にスタートした『ディーヴァ』は、世界を魅了した歌声とともに、時代を切り拓いた約100名のディーヴァたちの軌跡をたどる展覧会。

世界5か国を巡回し、各地で大きな反響と話題を呼んだ。アジアで唯一、最後の開催地である東京で、日本展のみの展示作品を加え、そのフィナーレを飾る。



【展覧会概要】
19世紀から現代にいたるディーヴァの歴史とその概念の変遷をたどり、その圧倒的な創造性、社会的な影響力、文化的意義を考察。



その歌声、表現、揺るぎない信念は、ファッションやアート、デザインはもとより、ジェンダーの平等、社会にまで大きな影響を与え、多くの人々に勇気とインスピレーションをもたらしてきた。



オペラ、舞台、映画、ポピュラーミュージックの世界で活躍する約100名の歌手・パフォーマーたちを紹介し、ディーヴァたちの軌跡を通して、既成概念や偏見に挑み、自らの声と表現によって新たな時代を切り拓くことで、多くの人々を勇気づけていったその歩みを紹介。



【みどころ】
1.V&Aならではのキュレーション
V&Aの所蔵品に加えて個人蔵の衣装や資料、約280点を展示。マリア・カラス、マリリン・モンロー、アデル、レディー・ガガ、エルトン・ジョン、リアーナ、ビョークらが実際に身に着けた約60点の衣装を中心に、写真、映像、雑誌、ポスター、LP、ディーヴァたちをモデルに制作された版画作品など、多彩な作品を通して約100名のディーヴァの世界を描き出す。さらに日本展独自の内容を追加し、紹介。



2. 舞台芸術、映画、ポピュラー・ミュージックの200年にわたる歴史をフェミニズムの視点を加えて検証
ディーヴァたちがいかに圧倒的な創造性と表現力で文化に影響を与えてきたか。家父長制を規範とする男性中心の社会の中で、女性やクィアの歌手・パフォーマーたちが自己表現を通して、いかにして主体性を獲得し、既存の価値観や偏見に挑み続けてきたのかを見つめる。さらに「ディーヴァ」という言葉の意味が歴史の中でどのように展開し、時代を超えて受け継がれていったのかを検証。



3. ディーヴァの「歌声」に包まれる特別な鑑賞体験
ディーヴァたちの音楽や映像とともに展示空間を巡る演出によって、それぞれの時代を象徴するディーヴァたちの存在感や創造のエネルギーを体感。



【展示会構成】
第1幕「ディーヴァの誕生」
19世紀のオペラ歌手を起点とし、黄金期のハリウッドスターたち、20世紀の歌姫の戦いと葛藤に焦点を当て、「ディーヴァ」という言葉とイメージの変遷をたどる。



第2幕「ディーヴァの再生・復活」
1960年代の第2波フェミニズムの展開を起点とし、公民権運動から現代にいたる時間軸の中で、ディーヴァたちの変遷をたどり、その活躍が性や人種に関する社会的な解放と多様な生き方の承認をめぐる闘いに、いかに貢献してきたのかを紹介。
※第2波フェミニズムとは、女性参政権の獲得を目指した第1波フェミニズムに続き、「個人的なことは政治的なこと」というスローガンのもとに、社会構造における男女の不平等、不公平を解消しようとする運動。



【同展で紹介するディーヴァ(一部)】
第1幕:ディーヴァの誕生
アデリーナ・パッティ
サラ・ベルナール
イサドラ・ダンカン
グロリア・スワンソン
マレーネ・ディートリッヒ
ジョセフィン・ベイカー
ヴィヴィアン・リー
ジュディ・ガーランド
マリア・カラス
マリリン・モンロー
エリザベス・テイラー
ジェシー・ノーマン



第2幕:ディーヴァの再生・復活
エディット・ピアフ
ビリー・ホリデイ
ニーナ・シモン
アレサ・フランクリン
バーブラ・ストライサンド
ジャニス・ジョップリン
ドリー・パートン
シェール
フレディ・マーキュリー
エルトン・ジョン
グレイス・ジョーンズ
プリンス
マドンナ
ホイットニー・ヒューストン
ビョーク
マライア・キャリー
ローリン・ヒル
ビヨンセ
エイミー・ワインハウス
レディー・ガガ
リアーナ
アデル
テイラー・スウィフト
ビリー・アイリッシュ



歌声で世界を魅了し、時代を切り拓いたディーヴァたちの軌跡をたどる『ディーヴァ』展が来年3月開幕

サラ・ベルナール、「ジャンヌ・ダルク」のポスター | (C) Victoria and Albert Museum, London



歌声で世界を魅了し、時代を切り拓いたディーヴァたちの軌跡をたどる『ディーヴァ』展が来年3月開幕

ビヨンセ「レモネード」1.、ビリー・アイリッシュ「ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?」2. 、エイミー・ワインハウス「バック・トゥ・ブラック」2.、ティナ・ターナー「シンプリー・ザ・ベスト」3.、マドンナ「アイム・ブレスレス」3.、ドリー・パートン「ナイン・トゥ・ファイブ・アンド・オッド・ジョブズ」1.、ビョーク「フォソーラ」4.、リアーナ「グッド・ガール・ゴーン・バッド」2.、ローリン・ヒル「ミスエデュケーション」1.、アデル「30」1.、クイーン「ザ・ワークス」1.、アニー・レノックス「ディーバ」1.、ビリー・ホリデイ「奇妙な果実」2.、プリンス「パープル・レイン」3.、 シャーデー「ラヴァーズ・ロック」1.、レディー・ガガ「ボーン・ディス・ウェイ」2. | ジャケット写真提供 :1.株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ 2.ユニバーサル ミュージック合同会社 3.ワーナーミュージック・ジャパン 4.BIG NOTHING



歌声で世界を魅了し、時代を切り拓いたディーヴァたちの軌跡をたどる『ディーヴァ』展が来年3月開幕

『椿姫』でヴィオレッタ役を演じるマリア・カラス(1958年) Houston Rogers (C) Victoria and Albert Museum, London



歌声で世界を魅了し、時代を切り拓いたディーヴァたちの軌跡をたどる『ディーヴァ』展が来年3月開幕

ドルリー・レーン王立劇場(ロンドン)のステージに立つグレイス・ジョーンズ(1981年10月10日) Photograph (C) David Corio



歌声で世界を魅了し、時代を切り拓いたディーヴァたちの軌跡をたどる『ディーヴァ』展が来年3月開幕



歌声で世界を魅了し、時代を切り拓いたディーヴァたちの軌跡をたどる『ディーヴァ』展が来年3月開幕

(C) Victoria and Albert Museum, London

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