「東大卒グラドル」という肩書きで知られる東堂とも。自身ではその肩書きに複雑な思いを抱きつつも、グラビア界で埋もれないための“分かりやすさ”として受け入れてきたという。
活動10年を越えた今、初のヌード写真集に挑んだ背景には、これまでの表現へのマンネリ感と、トップ層のグラビア表現が過激化していることへの実感があった。肩書きへの本音、容姿や体型へのコンプレックス、ヌード撮影後の反響、そして今後の活動について聞いた。(前後編の後編)

【写真】東大卒グラドル・東堂ともの撮り下ろしカット【7点】

――東堂さんといえば「東大卒グラドル」という肩書きが非常に印象的です。正直なところ、ご自身ではこの肩書きについてどう感じていますか?

東堂 もし、私が全く別の活動をしていて、そう名乗っているグラビアアイドルがいたら、めっちゃイラッとするだろうなって思いますね。「関係ねえじゃねえか」って(笑)。特に、私はもう卒業して10年ぐらい経っているので「いつまで東大卒を誇ってるんだ」って感じだし。実際、コメントでも私が思ったことをそのまま書いてあったりします。

――それでも、この肩書きを使い続けているのには理由があるのでしょうか?

東堂 容姿が秀でて可愛いわけじゃないと思っているので、記事にしてもらうときに分かりやすいじゃないですか。可愛いグラドルなんて山ほどいるから、見た目だけだと抜け出せない。だから、分かりやすい肩書はありがたく使わせていただこうと思って。

――知的なイメージとグラビアの大胆さのギャップが武器になっているという実感はありますか?

東堂 確かに、それを期待してるんだろうなっていうのを感じることはあるんですけど、自分から知的さを感じないんですよね。アナウンサーさんのグラビアがすごいいいのは分かるんですよ。
多分、私もそれを期待されているんだと思うんですけど、応えられてないなと思っています。でも、東大っていう肩書きだけで「この人頭いいんだ」って思ってもらえるなら、ありがたいなと。

――そもそも、ご自身の容姿やスタイルには自信があったのでしょうか。

東堂 むしろ逆で、高校ぐらいから容姿コンプレックスが強かったです。モーニング娘。で育った世代なので、もともとアイドルや可愛い子を見るのがめちゃめちゃ好きで。特にゴマキ(後藤真希)が好きで、小学生の後半にモー娘。のオーディションがあって、当時は無敵だと思っていたので「絶対に受かるから受けたい」って親に言ったら、「あなたは可愛いけど芸能界でやっていけるほどではないよ」ってすごい冷静に言われて…。

――スタイルに関しては唯一無二さを感じますが、いかがでしょう。

東堂 贅沢なことだとは思うんですけど、痩せているのがコンプレックスなんです。だからスタイルに自信があるわけもなく、めっちゃ太ろうとしていましたね。


――理想の体型があるんですか?

東堂 理想は篠崎愛さん。ムチムチ系の人が羨ましいです。私と顔の形も体型も真逆だし、本当に贅沢なんですけど、ああはなれないんだ、みたいな。だから自信を持って「めっちゃいい体です」とは言えないんです。

――そうしたコンプレックスもある中で、なぜファースト写真集でヌードに挑もうと思ったのでしょうか。

東堂 シンプルで、10年くらいグラビアをやってきて、もうやることがないぞってなったんです。見てる人は分かんないと思うんですけど、私は毎回撮りながら「水着になって、くねくねした感じになって、最後手ブラで終わって…。私の手ブラ、見てる人たちこれを何十回見てんだろう」と思っていたんです。割と過激なことをやってると言っても、「こいつまた手ブラかよ」って飽きているんじゃないかなって。

――マンネリを感じていたと。

東堂 はい。だから新しいことをやりたいっていうのは一つありました。
あと「そもそも私の写真集が売れると思えない」っていうことを最初に伝えたんです。でも、ヌードなら。それこそ、ゴマキが写真集で透けさせていたじゃないですか。

――ありましたね。

東堂 「後藤真希ですら透けさせるのか」と思って。そうしたら、私がヌードにならないわけにはいかないな、みたいな。他にも有名なグラドルさんが透けさせているのを見るにつれ、私が普通の写真集を出しても絶対に売れないんで、って断ろうと思ったんですけど、ヌードなら価値があるのかもしれないなと思って。

――トップ層の過激化がご自身の決断に影響したんですね。

東堂 あのぐらいの知名度の方、別に水着でも多分売れるだろう人にあそこまで出されると、こちらとしてはもう全部出すしかない。ビキニで出したらなんか失礼な気がしてくるんです(笑)。後藤真希さんが透けさせるなら、こちらは脱がざるを得ないな、みたいなのもあったかもしれないですね。

――実際に撮影をしてみて、いかがでしたか?

東堂 それが、今までの延長で、あまり変わらなかったです。
マイクロビキニだったり、髪の毛で隠したりなどセミヌードぐらいのことは今までもやっていたので。だから、胸の先が見えてるか見えてないかの差ですね。

――反響はいかがでしたか?

東堂 すごいです。先行カットが週刊誌に載るっていうのを出したら、今までのDVDの体感5倍ぐらい「買います」「買いました」みたい連絡が来ました。

――活動10年を越え、初のヌード写真集という新しい挑戦もありました。現在は30代半ばですが、今後の活動についてどのようにお考えなのか、最後に教えてください。

東堂 28歳ぐらいから、ずーっと「そろそろ潮時かな」って言ってるんですけど、辞めるタイミングが分からなくなってしまって。辞めたいわけでもないんですけど、もともと目標があって始めたわけじゃないので、どこまで続ける、というのもなくて。なので、これからも流されるままに生きていこうかなと思っています。

【プロフィール】
東堂とも(とうどう・とも)
1991年9月3日生まれ、千葉県出身。T167、B85・W60・H89。東京大学文学部卒業。
会社員として働きながらグラビアアイドルとして活動し、2025年2月からアーティストハウス・ピラミッドに所属。趣味は読書、特技は本を読むのが速いこと。

【前編】東大卒グラドル・東堂とも“社会不適合”を自覚した半生「就職しても最低限のことができない」
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