社会人からアイドルへ転身し、加入からわずか7カ月でグラビアにも挑戦した兵頭美波。柔らかな笑顔の裏には、メンバーの生写真を未開封のまま保管し、推しにアルバイト代1年分を注ぎ込んだほどの“収集癖”がある。
後編では、グラビアに懸ける思いと、「誰よりもファンだった」からこそのアイドル観に迫った。(前後編の後編)

【写真】アップアップガールズ(2)・兵頭美波の撮り下ろしカット【6点】

――担当カラーは、グループの顔とも言える「赤」です。プレッシャーはありましたか。

兵頭 合格発表と同時にメンバーカラーも発表されたので、喜びを噛みしめる間もなく、「このグループで頑張っていくんだ」という覚悟が決まりました。それまで赤は好きな色として選んだことがなかったんですけど、「アイドルとしての自分の色」ができたことがすごくうれしくて。赤をもらった瞬間に気持ちが切り替わった気がします。

――加入後は個人でグラビアにも挑戦しました。

兵頭 自分の活動を通してグループの名前も知ってもらえる存在になりたいという夢があって、そのためにもグラビアはすごく大きな役割を持っていると思っています。水着を着ること自体が初めてだったので最初は本当に緊張しました。でも、たくさんの方に見ていただける機会になったので、挑戦できてよかったです。これからも頑張っていきたいですね。

――プライベートでも水着は着たことがなかった?

兵頭 ほとんどないです。
プールにも行かなかったですし、中学校の水泳の授業も1回しかなくて(笑)。せっかく買った水着も1回しか着ませんでした。だからビキニは、本当にグラビアが初めてでした。

――ファンの皆さんの反応はいかがでしたか。

兵頭 最初は「え、もうグラビアやるの!?」「早い!」という反応が多かったですね(笑)。でも写真が公開されたら「かわいい」って言ってくださる方が多くて。特典会に雑誌を持ってきてくださったり、アンケートはがきを送ってくださったり、本当にありがたかったです。父の知り合いの方からも「雑誌に美波ちゃんが載ってるよ」と職場で話題になったと聞いて、うれしかったですね。

――ところで、兵頭さんは、かなりのコレクターだそうですね。

兵頭 もう、自分でも困るくらいです(笑)。グッズって飾る人も多いと思うんですけど、私は「自分のものにする」ところが一番好きなんです。開封もしないで、そのままコレクションしていくので、部屋がどんどん埋まっていきます(笑)。


――開けないんですか!?

兵頭 開けないです(笑)。買った瞬間の思い出を、そのまま閉じ込めておきたくて。ライブの日に買った日替わり生写真も、そのままファイルに入れて保存しています。最近、配信で昔の写真を開けたら、その時のライブの記憶が一気によみがえってきて。「やっぱり、このまま残しておきたいんだな」って改めて思いました。私は物を集めているというより、思い出を集めている感覚なのかもしれません。

――自分たちのグッズまで購入するそうですね。

兵頭 はい(笑)。ランダム生写真を買い始めたら全部そろえたくなっちゃって、28枚くらい買いました。

――メンバーなのに(笑)。

兵頭 いただけるなら、もちろんいただきたいです(笑)。でも、やっぱり自分で買うのが楽しいんですよ。
ライブの日はファンの方が入場する前に、マネージャーさんへ「ちょっと物販行ってきます!」ってお願いして先に買わせてもらっています(笑)。今年2月の単独ライブでは、1日で2万円使いました。完全に社内循環ですよね(笑)。お給料から天引きしていただいてもいいくらいです。

――ファン心理を一番理解しているアイドルですね。これまで一番お金を使った推し活は?

兵頭 道重さゆみさんの引退グッズもたくさん買ったんですけど、一番は佐藤優樹さんです。卒業が決まってから発売されたグッズは本当に全部買いました。大学時代、アルバイトで稼いだ1年分のお金をほとんど使ったと思います。保存用と使う用で2つ買ったものもあるんですけど、結局どっちも開けられないままです(笑)。

――特に好きなアニメはありますか。

兵頭 『おジャ魔女どれみ』です。もう「私の人生です」って言えるくらい大好きで。
子どもの頃は、どれみちゃんたちがお姉さんみたいな存在だったんですけど、仲間と一緒に毎日を過ごしている姿にすごく憧れていました。友情とか、深い絆が本当に素敵だなって。

――その憧れは、今のアイドル活動にもつながっていますか。

兵頭 つながっていますね。アイドルグループって、メンバー同士が本当に特別な存在じゃないですか。昔から憧れていた「仲間」に、このグループで出会えた気がしています。魔女にはなれなかったですけど(笑)、大切な仲間には出会えました。

――先日、新メンバーも加入しました。これからの目標を教えてください。

兵頭 いきなり先輩という立場になりましたけど、自分が刺激を受けるだけじゃなくて、今度は刺激を与えられる存在でいたいです。誰かに言われて頑張るんじゃなく、自分から熱量を生み出せる人であり続けたいですね。それと、アパレル時代から「いつか自分のブランドを作りたい」という夢があるんです。
その夢はアイドルになっても叶えられると思っています。今はファッション誌のオーディションにも挑戦しているので、これまでの経験を活かせる仕事にもどんどん挑戦していきたいです。

▽兵頭美波(ひょうどう・みなみ)
2002年12月31日生まれ、千葉県出身。2025年11月30日、アップアップガールズ(2)の4期メンバーとしてお披露目。新卒で入社したアパレル会社を経てアイドルの道へ。担当カラーは赤。2026年からグラビア活動もスタートし、『UP TO BOY』『FRIDAY』などに出演。特技はトランペットとリボン結び。趣味はアイドル鑑賞と日記を書くこと。

【前編】「道重さゆみ引退が人生を変えた」兵頭美波、会社員を8カ月で辞めてアイドルになった決断
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