日本最大級のがん医療フォーラム「ジャパンキャンサーフォーラム 2026」が8月8日(土)、9日(日)に文京区・文京シビックセンターで開催。その中で9日、資生堂ジャパン株式会社は、がんと診断された方、治療&経過観察中、寛解されたなどがんに罹患したことのある全ての方“がんサバイバー”に笑顔を届けるプロジェクト「LAVENDER RING」の取り組みの一環として「MAKEUP&PHOTOS」および「Dear Future Me ~未来の私へ~」を行った。

がんサバイバーに笑顔を届けるLAVENDER RINGのイベントに密着

LAVENDER RINGは、全てのがんサバイバーを笑顔にすることをミッションに特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン、株式会社資生堂・資生堂ジャパン株式会社、株式会社電通の社内有志が共同で運営するプロジェクト。2017 年のスタート以来、がんの偏見や負のイメージの刷新、がんになっても笑顔で暮らせる社会の実現を目指し、さまざまなアクションを起こしている。その一環として実施されている「MAKEUP&PHOTOS」は、がんサバイバーにヘアメイク・メイクレッスンをして撮影。それをポスターにすることでがんになっても元気に生きる方がたくさんいることを伝え、がんサバイバーへの間違った認識や偏見を解いていく。
がんサバイバーに笑顔を届けるLAVENDER RINGのイベントに密着

この日も多くのがんサバイバーがヘアメイク・メイクレッスンを施し、その姿をプロのカメラマンが写真に収め、その場でポスターを制作。
がんサバイバーに笑顔を届けるLAVENDER RINGのイベントに密着

がんサバイバーに笑顔を届けるLAVENDER RINGのイベントに密着

美しくなったがんサバイバーはみんな笑顔に満ち溢れ、その笑顔が連鎖し会場を幸福感で包み込んでいく、素敵な空間ができあがっていた。
がんサバイバーに笑顔を届けるLAVENDER RINGのイベントに密着

そして、別フロアでは「MAKEUP&PHOTOS」に参画する資生堂ヘアメイクアップアーティストの神宮司芳子と砂川恵子、資生堂ジャパン 美容戦略部 部長の戸並知大、資生堂みらい開発研究所 主任研究員の池山和幸がこのプロジェクトの趣旨や意義などについて語った。
がんサバイバーに笑顔を届けるLAVENDER RINGのイベントに密着

LAVENDER RINGに参加して今年で9年目となる神宮は、「外見がキレイになり、(がんサバイバーの)みなさんに喜んでいただいていますが、外見が整うことで内面の変化、気持ちが前向きになり、自信がわくというか一歩前に踏み出せたり、アクティブになると実感しています。そうした気持ちの変化が治療にも前向きになったり、行動が広がったりしていると思います」とこの活動の意義に言及。さらに、「先日、台湾のLAVENDER RINGに参加してきたんですが、こうした活動がグローバルに広がっていくよう活動していきたいと思っています」と今後の抱負も。

同じくヘアメイクアップアーティストの砂川は、「みなさんポジティブなマインドで参加してくださっている方がほとんどで、私たちの方が逆に力をいただいたりもしますし、メイクレッスンの中で(がんサバイバーの)みなさんが新しい気づきにときめいていらっしゃる姿などを見ると、美容に関わるひとりとして嬉しくなります」とコメント。

一方、戸並は資生堂がこのプロジェクトに取り組む意図について解説。
「LAVENDER RINGは私たちの美の力をメイク&フォト、素敵な笑顔を引き出してポスターに収める。それが多くの方に勇気と元気、時に感動を与え、人々をハッピーにする。さらには、再び自分に返ってきてエネルギーになるというこの取り組みは我々が大切にしているビューティーそのものの価値を最大に出せる、社会活動として貢献できる一番のコンテンツと思い10 年間全力でサポートさせていただいています」と語る。

さらに、研究員の池山は「薬にはないメイクの強みは何かというと、薬はマイナスをゼロにすることができますが、メイクはそこからさらにプラスにもっていける。マイナスというのはがんになったことで不安や緊張、中には『なぜ私が……』という怒り、そういうネガティブな感情が生まれますが、メイクによってそれがまず消えるんです。そして、さらにプラスにもっていくのは自信です。神宮司の話にもありましたが、前向きになり、何かのイベントに行ったり、写真を(ネットに)アップしたりするようになる。それまで友達に会いたくないと言っていた人がキレイになった写真をアップして友達に褒められ、再会できたということもある。そうやってマイナスからゼロ、プラスにまでもっていけるのがメイクの強み」とメイクの魅力を力説。

また、今回はがんサバイバーが未来の自分に向けた手紙を贈る初の試み「Dear Future Me ~未来の私へ~」も実施。「MAKEUP&PHOTOS」に参加した3人のがんサバイバーが、がんに罹患した際の率直な思いや今に至るまでの経緯などを語りつつ、今を生きるということ、そして未来への想いをたっぷりとスピーチ。がんサバイバーのリアルな声に終始大きな拍手が沸き起こっていた。

がんサバイバーに笑顔を届けるLAVENDER RINGのイベントに密着
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