仕事の合間に、ふと「はぁ……」と大きく息を吐いてしまう。家事がひと段落したときにも、気づけばため息が出ている。

「私、そんなに疲れているのかな」と気になったことはありませんか?ため息というと、疲れているときや気分が沈んでいるときに出るもの、と思われがち。けれど実は、ため息はネガティブな気分の表れとは限りません。もともと体に備わっている、生理的な呼吸のひとつでもあるのです。

ため息は「気分」だけで出るわけではない

私たちは普段、意識しなくても一定のリズムで呼吸を繰り返しています。そしてその中には、ときどき普段より大きく息を吸って吐く、ため息のような深い呼吸が自然に交ざっています。つまり、「嫌なことがあったから」「疲れているから」だけでため息が出るわけではないのです。

ため息は意識していないときにも自然に起きている、ごく当たり前の呼吸のひとつ。まずはそう知っておくだけでも、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。

体はときどき「大きな呼吸」を必要としている

肺の中には、酸素と二酸化炭素を交換する「肺胞」という小さな袋が無数にあります。浅い呼吸が続くと、この肺胞の一部が十分に広がりにくくなることがあります。そこでときどき入る大きな呼吸には、肺胞をしっかり広げ、呼吸の働きを保つ役割があると考えられているのです。そう考えると、自然に出るため息そのものを「悪い癖」と捉える必要はありません。

ただし、緊張やストレスが重なることで、ため息の回数が増えることもあります。「最近多いな」と感じたら、それは体からの小さなサインかもしれません。

「どんな時に増えるか」を振り返ってみる

ため息が増えたと感じたら、「仕事中」「考え事をしているとき」「一日の終わり」など、どんな場面で出ているのかを振り返ってみましょう。「ため息をやめなきゃ」と無理に抑え込むより、その日の疲れやストレス、増えるタイミングに目を向けるほうが、自分の状態に気づくきっかけになります。

一方で、ため息だけでなく息苦しさや胸の痛み、強い動悸を伴う場合や、呼吸の違和感が続く場合は、早めに医療機関へ相談してください。

「最近、ため息が増えた気がする」という変化の背景には、疲労やストレスなど、さまざまな要因が関係していることも。けれどため息は、ネガティブな気分の表れだけではありません。呼吸の状態を保つために、体が自然に行っている生理的な呼吸でもあるのです。「またため息をついてしまった」と自分を責めるのではなく、どんなときに増えているのかへ目を向けてみることが、今の自分の状態を知るヒントになるかもしれません。<取材・文:beauty news tokyo編集部> ※画像は生成AIで作成しています ※本記事は一般的な健康・美容情報をもとに編集部が構成しています ※体調や症状には個人差があります。気になる症状がある場合は医療機関へご相談ください

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