人気の芸能人やアナウンサーを司会に、この春から始まった報道・ニュースワイド番組がそろってコケた。いずれも世帯視聴率2~3%台の低迷。

不振の理由は、強力な裏番組があるのも一つだが、「何度も見たニュースや映像ばかりで退屈」ということが大きい。


 谷原章介の「SUNDAYブレイク.」(フジテレビ系・日曜午前7時)は、「今週チェックしたいNEWS」で始まる。12日の放送は台風9号、クマ、酷暑、サッカーW杯で、これすべて5時50分からの「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)で取り上げられていて、そっちのほうが詳しかったりした。


■二番煎じのネタばかり


 上田晋也の「上田晋也のサンデーQ」(TBS系・日曜午前11時35分)は、「今週のニュースのその先&見落としたニュース」を解説するというのだが、同じTBS系で硬派の「サンデーモーニング」(午前8時)、軟派の「サンデー・ジャポン」(午前9時54分)で散々いじった後だから、二番煎じ、三番煎じもいいところ。


“直球”の報道・情報番組「サタデーウオッチ9」(NHK・土曜午後9時)、「サタデーステーション」(テレ朝系・土曜午後8時54分)直後の和久田麻由子の「追跡取材 news LOG」(日本テレビ系・土曜午後10時)も、番組が始まったときは、もうおなかいっぱい状態だ。


「こうしたことは番組企画の段階で織り込み済みのはずですが、キャラが立ったMCをもってくれば大丈夫と甘く見たんでしょう。取材にカネをかけられた時代なら、独自ネタも映像も解説ゲストもたくさん用意できましたが、いまは同工異曲。どの番組も同じに見えてしまいます」(テレビ情報誌編集デスク)


 谷原がしかつめらしく巷の非常識を論難しても、上田が突っ込み連発で賑やかしても、和久田が流し目をくれても、そんなことでチャンネルを合わせてはくれない。


 秋の再編でリニューアル必至だが、打つ手はあるのか。3番組にもう一つ共通しているのは、コメンテーターたちが緩いことだ。これまた何度も聞かされた解説を繰り返すだけで、思わず手を打つ痛快な批判も、瞠目する分析もない。


「SUNDAYブレイク.」は橋下徹を戻す、「サンデーQ」は元週刊文春編集長の木俣正剛、「news LOG」は記者を前面に出す番組コンセプトから元共同通信記者の青木理なんかの起用はどうか。

まあ、局側の腰が据わっていればだけどね。


(海原かみな/コラムニスト)


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