NHK職員が出演者からの性被害に遭ったことが明るみに出たのは5日のこと。報道などによれば、職員が性被害に遭ったのは2、3年前。

1年数カ月後に職場に被害を打ち明け、別部署での復職を求めたが認められず、昨年4月、職員が労働組合を通じて改めて申し入れたことで、調査委員会が設けられ、1年の調査を経て、公表に至った。


■「山口達也事件」の反省ナシ


 そもそも事件が起こったのは、ダウンタウン松本人志(62)をめぐる性加害報道や中居正広(53)の性加害問題などが騒がれていたのと同時期。NHKは2018年に山口達也(54)が同局の番組をきっかけに知り合った未成年女性相手の強制わいせつ容疑で書類送検された事件もあったが、モラルの改善はなされていなかったようだ。


 加害者についても「出演者」とするだけで、個人名を明らかにしていない。ネット上では「出演者、誰?」との検索ワードが上がり、公共放送であるにもかかわらず、詳細を明らかにしないNHKに対して批判の声がやまない。


 今回の件は、番組出演者らとの懇親会の後、出演者から性被害を受けたというが、NHKの職場環境について、30代の元女性職員のAさんに話を聞いた。


「新卒の頃は地方局に赴任するので、若手女性職員は酒の席に同席させられることはありました。報道や政治関係で情報を得たい地元の警察とか、政治家だったりとの少人数の食事会に女性アナとかが呼ばれることもよくありましたね。地方ではテレビに出演する人と食事なんてありませんから、女子アナは重宝されていたし、女性職員が接待要員的な扱われ方をしていたのも事実。特に地方局だとコンプライアンスもゆるくて、職場がこぢんまりとしているから、横のつながりもあって断れないんです。今思えば“やりがい搾取”ですよね。アナウンス局もまだ東京のほうが女性職員の数が多いので、1人だけには声がけしにくいと思いますが……」


 今回の事案は、東京との推察も強いようだが……。


「加害者が『出演者』という言葉が気になります。山口達也さんの件もあってから、タレントさんとの接触はかなり気を使うようになっていたので、バラエティー番組系ではないのではないか。報道や政治系の番組の出演者ではないかと私は思います。報道や政治だと政治家だったり、気難しい偉い方ばかりで、仕事がやりやすくなるならと女性ディレクターたちが酒宴に出るのもわからなくはない」(同前)


 被害者は復職の際、他部署への異動を希望したが、許されなかったというが。


「異動を断られたということはかなり専門性の高いセクションで、被害者の方も仕事にやりがいを感じていたのでしょう。でも、異動できなかったということはそのセクションも人気なのか、ポジションがないのか……いずれにしても被害者がつらい思いをして、かつて、まるで容疑者を『○○メンバー』と報道したときのように『出演者』と称して報じること自体にNHKの闇を感じます」(同前)


 今回の歯切れが悪く不可解なNHKの発表。全容が明かされたら、NHK自体の信用を揺るがすほどの大きな内容なのか。


 国会追及の可能性も報じられているが、公共放送として、事件の詳細を明かさなければ国民が納得しないだろう。


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 振り返ってみると、元TOKIOでは山口達也はもちろん、国分太一も加害者になっていた。関連記事【もっと読む】国分太一が日テレ社長と面会&謝罪発表も…コンプラ違反「答え合わせ」放棄の白旗で、説明責任スルーの日テレは勝ち逃げか…では、国分の日本テレビ社長への謝罪と、その事実の発表について伝えている。


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