沖縄県は2日、首里城周辺の龍潭(りゅうたん)のほとりで整備を進めていた世持橋勾欄(よもちばしこうらん)を報道陣に初公開した。火災で焼失した首里城正殿の復元完成式を11月22日に控え、関連施設の整備が着々と進んでいる。

 世持橋は1661年に首里城の北側にある池「龍潭」の水位を調整する水路に架けられたが、沖縄戦でほとんどが破壊された。
 首里城が焼失し首里城未来基金が設置されたことを受け、世持橋も約2年かけて古写真や遺物、拓本を参考に復元した。全長は約8・2メートルで、与那国島産の細粒砂岩(ニービヌフニ)で製造。柱の製造を武村石材建設が担い、県立芸術大が沖縄近海のエビやカニなどが描かれた羽目板の彫刻を手がけた。
 県芸大の砂川泰彦教授は「当時の技術力の高さが現れている彫刻」と評価。首里大中町自治会の與儀毅会長は「子どもや地域住民の感性を育める」と喜んだ。
 首里城に隣接する城西小学校6年の城間みちるさんは「世持橋を見ながら学校に行くのが楽しみ」と話した。(政経部・田中青葉)
世持橋勾欄を初公開 龍潭のほとり、古写真など参考に復元 首里...の画像はこちら >>
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