4年前同様、知事選と統一地方選の投票日が重なる「9・13 政治決戦」が迫っている。自治体によっては「トリプル選挙」になるところもある。
混乱を招かないよう綿密な準備と丁寧な周知が求められる。
 9月13日に実施されるのは(1)知事選(2)26市町村の議員選挙(竹富町は12日投票)(3)本部町、大宜味村、伊是名村の3首長選(4)うるま市と島尻・南城市選挙区の2県議補選-の四つ。
 多くの自治体でダブル選挙となり、大宜味村、伊是名村、南風原町、八重瀬町ではトリプルとなる。
 知事選と統一地方選が初めて同時となった2022年は、実施された24市町村の議員選挙で投票率が62%となり約4ポイントアップした。
 知事選とのセット戦術などで有権者の関心が高まり投票率が上昇する「同日選効果」があったとされる。
 今回、同日の自治体が増えたことで全県的に選挙ムードが高まりそうだ。
 一方、告示日が異なることや複数の投票があることから、有権者に戸惑いが生じるかもしれない。
 ダブル、トリプル選挙では投票を円滑に進めるためにも周知の徹底、事前の広報などを通して投票の手順を分かりやすく説明する必要がある。
 開票作業をスムーズに進めるには、選挙管理委員会の入念な準備、自治体職員のシミュレーションも欠かせない。
 選挙は民主主義の根幹である。前回の経験を生かし、ミスがないように努めてほしい。
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 統一地方選に向け、各地の動きも本格化してきた。

 名護市議選は、渡具知武豊市長を支える保守系与党と、新基地反対を掲げる野党や中立のどちらが過半数を獲得するかが焦点だ。現在は定数26のうち与党が14と過半数を占めている。
 米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市議選は、基地問題や街づくりなどが争点の一つ。石垣市議選では、国が先島諸島で進める軍備増強への賛否も問われることになる。
 議会における男女比のアンバランスは政策決定に歪(ひず)みをもたらす。女性の政治参画が遅れる中、県内には女性議員がゼロか1人の「ゼロワン議会」が24年時点で18あり、その解消も課題となっている。
 さらに今回の統一地方選では、新興勢力などが積極的に候補者擁立に乗り出していることも特徴の一つ。地方議会においても多党化が進むきっかけになる可能性がある。
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 地方自治体は、住民の直接選挙で選ばれる議員と首長による「二元代表制」。議員と首長が対等の立場で緊張関係を保ちながら自治体運営の方針を決めていく仕組みである。
 足元の物価高対策に子どもの貧困、小規模離島で進む深刻な人口減、多様性の尊重、基地から派生する環境問題など課題は山積みだ。
 手の届く距離にいる代表を選ぶ選挙である。
住民の声をくみ取り政策に反映させる、そんな身近な民主主義を機能させたい。
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