【宮古島】宮古島市総合博物館第46回企画展「ワラザンとサン」が同館で開かれている。9月13日まで。
琉球王国時代にわらで数を数えた「わら算」は人頭税とも関わりがあり、廃止とともに廃れた歴史を紹介。研究者・田代安定が1886~87年に収集した現物14点は、宮古島では初展示で多くの人が見入っている。
 わら算は沖縄本島や宮古、八重山で見られた文化で、わらや月桃、アダンなどが使われた。真っすぐの茎1本で数字の1、茎の先端で輪を作ると5、縄は10、太い縄は百、さらに太い縄は千を表す。
 村の役人らが文字の読めない人々に人頭税で納めるアワや宮古上布の量を伝え、農民が確認するために使用した。現在でも、市内宮原地区のアワの収穫祝い「アーブーイ」で、集落の戸数や人数をまとめたわら算が御嶽に奉納されるなど利用されている。
 実際に縄をなうコーナーには多くの親子連れが挑戦。水戸市の小学3年生八野井湊さんは「昔は紙は高級だから地面に書いて伝えていると思っていた」、大阪市の小学2年生佐久間椿さんは「縄をなって手が痛いけど楽しかった」と話した。
 入館料は大人300円、大学・高校生200円など。ただし、高校生以下は8月末まで無料。(宮古支局・又吉健次)
一・五・十・百・千をわらで表示 文字読めない人に人頭税伝える...の画像はこちら >>
一・五・十・百・千をわらで表示 文字読めない人に人頭税伝える「わら算」 宮古島博物館で140年前の現物展示
縄作りに挑戦する子どもたち
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