スペインのマリアーノ・ラホイ元首相の発言の余波が広がっている。
北中米で開催されているFIFAワールドカップ(W杯)の決勝トーナメントの準決勝で対戦するフランス代表とスペイン代表。
ラホイ元首相は『El Debate』で「我々は準決勝に進出した。頂点へ近づいている」とした上で、「果たしてどうなるだろうか? その質問に答えるのは簡単ではない。フランスは過去に2度世界王者に輝き、前回大会も決勝に進出した強豪だ。今大会は全勝していて、FIFAランキングもトップに立っている。選手層も極めて熱いチームだ。しかし、フランス代表にフランス人はいない。それでも彼らは素晴らしいプレーを見せており、手強い相手となるだろう」とした。
この発言がフランス国内で問題視され、ついにはフランスサッカー連盟(FFF)や政府関係者までもが反応する事態となった。
FFFのフィリップ・ディアロ会長は自身のSNSで「耐え難い人種差別の匂いがする」「悪臭を生み出す忌まわしい風潮」とラホイ元首相を強く非難。「我々の選手がスペインの元大統領から国籍証明書を受け取る理由はない。フランス代表はフランス代表だ」とつづった。
また、ローラン・ニュニェス内務大臣は「フランスの本質を全く反映していない」と多様性こそが同国の魅力であり、本来の姿だと反論した。
筆者:本田建(編集部)
画像提供:Getty Images

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