台湾メディアの三立新聞網は15日、台湾南部の高雄市で起きた出来事が、日本のネットユーザーから絶賛されていると報じた。

記事は、日本のインスタグラム投稿者が先日、高雄市のライトレールの動画を投稿したと紹介した。動画には、列車が駅にゆっくり入線してくる様子が映っているが、線路上に1匹の野良犬が寝そべっていたためやむなく停車。運転士がクラクションを鳴らして追い払おうとするも、野良犬はどこ吹く風で全く動じない。

すると、周囲にいた駅の利用者らがみんなで野良犬に声をかけたり、お尻を軽くたたいたりして移動させようと試みる。しばらくして体を起こした犬はゆっくりと駅のホームにはい上がり、列車は無事に入線することができた。

記事は、この投稿に2万を超える「いいね!」が付いていると紹介し、日本のネットユーザーから「台湾人たちは優しいね」「台湾は本当にいい人ばかり」といった絶賛のコメントが寄せられたほか、台湾人とみられるユーザーからは「心温まる」「気ままな犬だ。運転士さん、止まってくれてありがとう」といったコメントも書き込まれていると伝えた。(翻訳・編集/北田)