宇多田ヒカルが、英国・ロンドンの名門レコーディングスタジオ、Abbey Road Studiosが主催する世界的な音楽写真アワード「Abbey Road Music Photography Awards 2026(MPA)」の審査員を務めることが発表された。

2022年に創設されたMPAは、世界中の音楽と写真の才能を称えることを目的にスタートした、音楽写真に特化した国際アワードだ。
ライブ写真やアーティストポートレート、舞台裏を捉えた作品など、音楽カルチャーを写真という表現で記録するフォトグラファーたちにスポットライトを当ててきた。

第5回を迎える今年の審査員には、宇多田のほか、グラミー賞受賞シンガー・ソングライターのRAYE、音楽界のレジェンドであるナイル・ロジャース、MåneskinのフロントマンであるDamiano David、Harry Stylesらを手がけるプロデューサーのKid Harpoon、英インディーロックバンドEnglish TeacherのLily Fontaineらが名を連ねる。

また、審査員長は、MadonnaやBjörk、David Bowieらを撮影してきた著名写真家であり、MPA共同創設者でもあるRankinが務めるほか、Platon、Dennis Morris、Simon Wheatleyら世界的フォトグラファーに加え、Rolling StoneのフォトディレクターであるSacha Leccaもショートリスト選考委員として参加。音楽と写真の第一線で活躍するクリエイターたちが、次世代の才能を選び出す。

今回の就任に際し、宇多田は次のようにコメントを寄せている。

「今年の夏、Abbey Road Music Photography Awardsで、素晴らしいアーティストやフォトグラファーの皆さんとともに審査員を務められることを、とても光栄に思います。画像があふれる現代だからこそ、写真が持つ力について改めて考え、世界中で活躍する新しい才能に光を当てることが、これまで以上に重要だと感じています。世界各地から集まる作品を見ること、そしてこの刺激的なコンペティションの一員になれることを楽しみにしています」

さらに今年は、初の試みとして「Abbey Road Music Photography Festival」も5月末にニューヨークで開催された。同フェスティバルでは、過去4年間の受賞作品を集めた写真展をはじめ、トークセッション、ワークショップ、ポートフォリオレビュー、ネットワーキングイベントなどを実施。新進気鋭のフォトグラファーから第一線で活躍するプロフェッショナルまで、音楽写真に携わるクリエイターたちが学び、交流できる場として展開した。
また、今年のICON Award受賞者には、ニューヨーク・パンク・シーンを記録してきた伝説的写真家、ロベルタ・ベイリーが選出された。1974年にニューヨークへ移住したベイリーは、伝説的パンククラブCBGBで働きながら、同クラブに集うミュージシャンたちを撮影。
その後、ムーブメントにその名を与えた雑誌『Punk』のチーフフォトグラファーを務め、1970年代半ばから80年代にかけて、黎明期のパンク・ロック・シーンを視覚的に記録してきた。

宇多田ヒカル、世界的音楽写真賞「Abbey Road Music Photography Awards 2026」審査員に就任 RAYE、ナイル・ロジャース等と参加


宇多田ヒカル、世界的音楽写真賞「Abbey Road Music Photography Awards 2026」審査員に就任 RAYE、ナイル・ロジャース等と参加


宇多田ヒカル、世界的音楽写真賞「Abbey Road Music Photography Awards 2026」審査員に就任 RAYE、ナイル・ロジャース等と参加

これまでにレンズを向けてきたアーティストには、Iggy Pop、Ramones、Debbie HarryとBlondie、Sex Pistols、The Clash、Richard Hell、Elvis Costelloら、パンク/ニューウェーブ史を彩る重要人物が並ぶ。なかでも、1976年のデビュー作『Ramones』のジャケットに使用されたRamonesのポートレートは、ロック写真史に残る1枚として広く知られている。

受賞に際し、ベイリーは「David Bailey、Anton Corbijn、Jill Furmanovskyといった偉大な写真家たちと肩を並べてAbbey Road ICON Awardを受賞できることを大変光栄に思います。このニューヨーク・パンクも、ずいぶん遠くまで来たものですね!」と喜びを語っている。また、現在MPAでは作品の応募を受け付けている。一般応募部門は「Festivals」「Emerging Photographer of the Year」「Music Moment of the Year」「Live Music」「Behind the Scenes」「Portrait」「Underground Scenes」の7部門に加え、パンク誕生50周年を記念した特別カテゴリー「50 Years of Punk」を設置。一般部門については2025年に撮影された作品が対象となるが、「50 Years of Punk」は撮影年を問わず応募可能だ。

参加費は無料で、プロ・アマチュアを問わず世界中のフォトグラファーが応募できる。受賞者は9月24日、ロンドンのAbbey Road Studiosで開催される授賞式で発表される予定だ。

受賞者は9月24日、ロンドンのAbbey Road Studiosで開催される授賞式で発表される予定。今年は「Live Music」「Portrait」「Behind the Scenes」「Music Moment of the Year」など8つの一般部門に加え、パンク誕生50周年を記念した特別カテゴリー「50 Years of Punk」も設けられる。


音楽史に数々の名作を刻んできたAbbey Road Studios。その歴史ある場所から、音楽写真の未来を担う新たな才能へと光が当てられている。

Abbey Road Music Photography Awards 2026
https://abbeyroadmusicphotographyawards.com/
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