自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。前週末のハンセン指数は5日続落し、約2カ月ぶりの安値を付けていた。中国の消費刺激や産業支援など、当局が景気支援のスタンスを強めていることも改めて材料視されている。
ただ、上値は限定的。中東情勢の緊迫化で原油相場が高止まりしていることや、人工知能(AI)開発を巡る不透明感が浮上したこともマイナス材料だ。米AI開発企業アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は12日、自立型エージェントがインターネット乗っ取りなど暴走する恐れがあるとして、AI業界全体に開発スピードを減速するようSNSに投稿した。指数は安く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、医薬関連の上げが目立つ。中枢神経疾患・がん治療薬主力の翰森製薬集団(3692/HK)が5.1%高、創薬支援の無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が4.8%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が4.6%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が4.3%高で引けた。
自動車セクターも高い。北京汽車(1958/HK)が17.1%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が4.5%、小米集団(1810/HK)が3.0%、蔚来集団(9866/HK)が2.9%ずつ上昇した。
天然ガス関連も物色される。
半面、半導体セクターは安い。キン捷電子科技(江蘇)(6675/HK)が9.8%、深セン市江波龍電子(9976/HK)が9.4%、合肥晶合集成電路(2249/HK)と兆易創新科技集団(3986/HK)がそろって7.1%ずつ下落した。そのほか、AI技術関連の北京深演智能科技(2723/HK)が14.6%安、北京智譜華章科技(2513/HK)が9.1%安、ミニマックス・グループ(MiniMax:100/HK)が6.5%安と値を下げている。AIスタートアップの北京智譜華章科技については、今年2回目となる資金調達も嫌気された。同社は13日、第三者割当増資と転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行し、合計393億3100万香港ドル(約7700億円)を調達すると発表した。
本土マーケットは小幅に3日続落。主要指標の上海総合指数は前営業日比0.07%安の3885.33ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。軍需産業、資源・素材、消費、メディア・娯楽、証券なども売られた。半面、医薬は高い。銀行・保険、不動産、自動車、公益も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











