「東方の宝石」や「環境のバロメーター」と呼ばれるトキは、生息環境を厳しく選ぶ鳥として知られています。
甘粛省天水市麦積区にある小隴山林業保護センター龍門林場トキ生態園では、3年間にわたる繁殖によって、トキの個体数が2023年に導入された20羽から50羽に増えました。
今回放鳥された20羽は、20日余り前に繁殖用の大型ケージから、野生復帰訓練用のケージに移されました。このケージは広々として周囲を高木に囲まれ、隣には湿地と浅瀬があり、トキの生息と採餌の習性に適した環境となっています。
さらに、隔離用のガラスや日よけネットを取り外し、トキに風雨や人・車の音、天敵の存在といった野外で実際に直面する環境にあらかじめ慣れさせる工夫がなされました。餌やりの方法にも調整が行われ、ケージ内で与える餌の量を段階的に減らす一方で、野外には6カ所の固定給餌ポイントと10数カ所の臨時給餌ポイントが設置され、放鳥後も餌を確保できるようになっています。
園内には、20キロの範囲にある6カ所の湿地をカバーする追跡・監視用のカメラが設置され、放鳥後のトキの生存状況や採餌状況をモニタリングします。得られたデータは、トキの個体群の再生に役立てるとともに、今後の生息地保護に向けた科学的な根拠として活用されます。(提供/CGTN Japanese)











