17日の香港マーケットは、主要95銘柄で構成されるハンセン指数が前日比109.49ポイント(0.44%)安の24604.29ポイント、本土企業株で構成される中国企業指数(旧H株指数)が31.01ポイント(0.38%)安の8175.36ポイントと反落した。ハンセン指数は7月17日以来、約2カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
売買代金は1855億8570万香港ドル(約3兆6820億円)と低水準が続いた(16日は1810億8550万香港ドル)。
 投資家心理がやや悪化する流れ。米追加利上げ観測が重しだ。昨夜まで開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り政策金利の0.25%引き上げを決定。参加者の政策金利見通し(ドットチャート)では、年内にあと1回の追加利上げが示されている。香港は金融政策で米国に追随するため、域内の政策金利も引き上げられた。金利高が経済やマーケットの足かせになると危惧されている。
 ただ、下値は限定的。原油高騰の一服で、インフレの警戒感もやや薄らいだ。サウジアラビア産原油の供給懸念がやや後退し、昨夜のWTI原油先物は前日比3.2%安の102.43米ドル/バレルと3日ぶりに反落。17日の時間外取引でも下落が続いている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー関連の下げが目立つ。
中国民間ガス供給業者の新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が2.5%安、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.3%安、石油・化学大手の中国石油化工(サイノペック:386/HK)が2.2%安、海底油ガス田探査・開発の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.0%安で引けた。原油安のマイナス面が逆風となっている。
 産金セクターも安い。山東黄金鉱業(1787/HK)が5.2%、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が4.8%、紫金黄金国際(2259/HK)が4.1%、招金鉱業(1818/HK)が3.7%ずつ下落した。
 中国の不動産セクターもさえない。合景泰富地産HD(1813/HK)が4.3%安、中国海外宏洋集団(81/HK)が3.9%安、世茂集団HD(813/HK)が2.6%安、遠洋集団HD(3377/HK)が2.4%安で取引を終えた。
 半面、医薬セクターは物色される。剤泰科技(北京)(7666/HK)が12.7%、英セキ智能(3696/HK)が6.9%、永泰生物製薬(6978/HK)が3.8%、中国神威薬業集団(2877/HK)が3.2%ずつ上昇した。
 本土マーケットも反落。主要指標の上海総合指数は前日比0.41%安の3875.60ポイントで取引を終了した。資源・素材が安い。発電、ハイテク、軍需産業、金融なども売られた。
半面、自動車は高い。医薬、不動産、消費も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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