社団法人落語協会が、ユーチューブ(YouTube)上に専用チャンネルを開設し、「インターネット落語会」のテスト配信を開始した。

 落語協会は、落語芸術協会と並ぶ落語家・講談師・色物(漫才・曲芸など)芸人の所属団体である。
鈴々舎馬風を会長に、三遊亭圓歌、橘家圓蔵、柳家小三治、林家木久扇、林家正蔵、春風亭小朝らや、11月1日に4代目を襲名した声帯模写の江戸家猫八などが所属している。上野・鈴本演芸場、浅草演芸ホール、新宿・末広亭、池袋演芸場の4つの「定席」と呼ばれる常設の寄席を中心に、落語をはじめとする芸能に関するさまざまな活動を行っている。

 同協会では、比較的早い時期からインターネットを利用した落語普及活動に取り組んでおり、2010年3月に真打昇進予定の二つ目、柳家三之助らが中心となって2000年ごろより「インターネット落語会」と称して寄席からの中継を行ってきた。その後、いくつかのプラットフォームを経て、このたびYouTubeでの配信を行うこととなった。現在はテスト配信の状況であり、本配信は12月ごろの予定となっている。

 「インターネット落語会」の動画は、上席・中席・下席と10日単位で内容が変わる実際の寄席と同じく、10日ごとに3本ずつ更新されていく予定である。動画に登場するのは、若手の二つ目から、大ベテランの真打までとバラエティに富んでいる。実際の寄席の中継動画ということで1人の持ち時間は約15分となっており、ほぼノーカットで見ることができる。数日前に配信された「11月上席」では、二つ目・春風亭一左の「真田小僧」、柳家小里ん師匠の「たらちね」、橘家圓蔵師匠の「大山家の人々」がそれぞれ収録されている。

 チャンネルの案内動画ではナビゲーターの柳家三之助と三遊亭金翔が、「動画を見て、実際に寄席に足を運んでもらいたい」と語っている。落語に興味があって寄席に行ってみたいけれど、ちょいと敷居が高いと感じている人はチェックしてみてはいかがだろうか。(編集担当:柳川俊之)

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