ブライトンのCEO(最高経営責任者兼副会長)を務めるポール・バーバー氏が、元イングランド代表FWダニー・ウェルベックがチェルシーへ完全移籍した背景を語った。イギリスメディア『スカイスポーツ』が6日、同氏のコメントを伝えている。


 マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルなど、プレミアリーグの強豪での経験が豊富な万能ストライカーは、2020年10月、ワトフォードからブライトンへ完全移籍加入。ブライトン史上初のヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献するなど、主力の一人として活躍を続け、公式戦通算183試合出場45ゴール17アシストを記録。現在35歳ながら、昨季はプレミアリーグでキャリアハイとなる13ゴールを叩き込んだ。

 そんなウェルベックは今夏、500万ポンド(約11億円)と報じられた移籍金で、チェルシーへ完全移籍。“ブルーズ”と2年契約を結び、再びビッグクラブでの挑戦をスタートさせることとなった。

 現地時間6日に開催されたブライトンのプレシーズン・ファンフォーラムに出席したバーバーCEOは、ウェルベックが移籍に至った経緯を説明。「この件をめぐる感情は理解している。ダニーは紛れもなく素晴らしい選手であり、6年間もチームに貢献してくれた。当然、我々一同も感情的になっている」としつつも、チェルシーと同じ2年契約については、「同等の条件を提示することはできない。クラブとして、そうするつもりもなかった」と説明した。

 その理由について、「ビジネス的な視点から現実的に物事を捉え、新たなシーズンにおけるファビアン(・ヒュルツェラー)監督のチーム編成の選択肢についても考慮しなければならないため」とバーバーCEO。具体例を交えながら、年齢的なバランス、ブライトンのクラブ規模やスカッド事情を考慮し、将来を見据えた上でウェルベックの売却に至ったと明かした。


「仮に新シーズン、もし最初の4~5試合でダニーを先発起用し、彼がケガをしてしまったとしよう。当然、『なぜ36歳に頼るのか?』とか、『馬鹿げている、もっと先を見据えるべきだった!』と言う人々が出てきただろう」

「我々もこうしたことは考えている。当然ながら、非常に慎重に検討した上で、この決断に至った。ダニーにとっても、彼なりの決断を下したということだ。これは双方にとって正しい選択だと考えている」


【動画】ウェルベックがブライトンで見せた数々の活躍



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