◆第57回選手権大会◇埼玉県東支部予選 ▽決勝 春日部ボーイズ4-3浦和中央ボーイズ(7月4日・春日部市牛島野球場)

 春日部ボーイズが1番・新井宏大(3年)の2点適時打で逆転サヨナラ勝ちし、3年ぶり5度目の全国切符をつかんだ。本大会は8月2~7日、大阪シティ信用金庫スタジアムほかで開催される。

 打球が落ちるのを確認していた三塁走者を追い越しそうな勢いで二塁走者も続けてホームイン。土壇場での逆転サヨナラ勝ちに春日部ナインは一斉にベンチを飛び出し、歓喜の輪を作った。「正直、厳しい戦いでした。よく勝てたなと」と平林秀之監督(55)は安堵の笑みを浮かべた。

 4回までは振り逃げの走者を出したのみ。5回にようやく2点を返し、迎えた最終回だった。3四球で1死満塁とし、1番・新井が3番手・松本唯煌(3年)の代わりばな、初球の直球を捉えて左前へ2点適時打。「マジで嬉しいの一言です!」。仲間の祝福に飛び切りの笑顔が輝いた。

 投げては東日本選抜メンバーにも選ばれている右腕・長谷川湊人(3年)が5回から3イニングを無安打無失点に抑えて流れを引き寄せた。打線でも3番を打つ攻守の要は「理想は自分が投げて、打って活躍できれば」と二刀流での貢献を目指している。

 夏の選手権では過去ベスト4が最高。

「能力的には高いものを持っている子が多い」と指揮官が期待する選手たちが新たな歴史を作りにいく。

[浦和中央]4回までにスクイズを含めた犠打を4つ全て決めるなど3得点。初めて挑んだ決勝で初優勝にあと1回だったが、投手陣が踏ん張りきれなかった。「あとアウト3つ。これが選手権に行けるチームとの違いです」と山田彰吾監督(53)は無念の表情。それでも創設13年目に準Vという確かな足跡を刻み、「今回の悔しさを胸に戦い抜きたい」と関東大会での躍進を誓っていた。

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