◆サッカー北中米W杯▽準決勝 イングランド―アルゼンチン(15日・アトランタ競技場)
FIFAランク4位のイングランドは同1位のアルゼンチンと対戦。後半10分にイングランドが先制した。
後半10分、MFライスからのパスを右サイドで受けたMFロジャーズが右クロスを上げると、左サイドハーフのFWゴードンが中に入ってうまくバウンドに合わせて右足でシュート。今夏からスペインの名門バルセロナに加入した25歳がネットを揺らした。
両チーム間には1982年のフォークランド紛争から因縁が続いており、紛争の火種が残っていた1986年メキシコ大会では伝説の「神の手」と「5人抜きゴール」でアルゼンチンが勝利。その勢いのまま優勝し、マラドーナは伝説となった。98年フランス大会、2002年日韓大会ではベッカムを巡るドラマが起こるなど、数々の名勝負を繰り広げてきた。この試合でも一触即発の場面があるなど、荒れ模様の展開となっていた。
◆1986年大会以降のアルゼンチン対イングランド
▽86年メキシコ大会 準々決勝で激突し、2―1でアルゼンチンが勝利。後半6分にマラドーナが後に「神の手」と呼ばれたゴールで先制すると、その3分後にはMFホドルからGKシルトンまで5人を抜き去って2点目。W杯史上最も偉大な得点と言われる「5人抜きゴール」で勢いに乗ったアルゼンチンは、2度目の優勝を飾った。
▽98年フランス大会 決勝T1回戦で当たり、アルゼンチンがPK戦の末に勝利(スコアは2△2)。イングランドは当時18歳の「ワンダーボーイ」オーウェンが40メートルの距離をドリブルしてスーパーゴールを決めたが、後半開始早々にベッカムがシメオネに報復の蹴りを入れて退場。英メディアから「10人の勇敢な獅子と1人の愚かな若者」と呼ばれた蛮行で、国内から激しい批判にあった。
▽2002年日韓大会 1次リーグで相まみえ、イングランドが三度目の正直となる1―0で勝利。札幌ドームで行われた一戦は、前半44分にベッカムがPKからゴール。4年前の悪夢を晴らしたベッカムは「4年前のことを考えると信じられない気持ちだ。長い4年間だった。しかしすべては終わったんだ」と話した。

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