◆サッカー北中米W杯▽3位決定戦 フランス4―6イングランド(18日、マイアミ競技場)

 今大会で「歴代最強」と呼ばれたフランスが、イングランドに歴史的な大量失点を喫した。後半にエムバペの2発などで4点を挙げたが、前半の4失点が響き、W杯同国ワースト6失点で3位を逃した。

 エムバペはイングランドのトゥヘル監督と握手を交わして健闘をたたえあった後、インタビューに答えた。この日2ゴールをあげ、今大会節目の10得点目を記録。2桁ゴールは1970年大会のミュラー(西ドイツ)以来56年ぶり4人目となったが、得点については言及せず、試合に敗れたことについてコメントした。

「前半と後半ではまったく別の試合でした。前半については、『ファンをがっかりさせた』『代表のユニホームにふさわしい姿勢ではなかった』と感じる人がいるのも理解できます」と振り返った。

 ただハーフタイムで一気に4人を入れ替えた後半は一変。後半3分、自身の得点をきっかけに本来の攻撃力を見せつけた。「私はむしろ、自分たちが人間らしくなってしまったと言いたい。そして、僕たちはそんな状態であってはいけない。僕たちは完全に打ちのめされていて、相手に目を覚まさせられた。後半は、高いレベルの選手、精神的に揺るがない“メンタルマシン”としての自分たちを取り戻した」と誇った。

 1点差まで追い上げたが、今大会限りで退任を表明しているデシャン監督を勝利で送り出すことはできなかった。

主将でもあるエムバペは「勝つことはできず、デシャン監督にとって残念な結果。僕たちは監督のために何かを成し遂げたかった。前半だけを見ると、まるで監督を見捨てたように映ってしまうが、決してそんな気持ちではなかった。この試合ひとつで、ディディエ・デシャンの伝説が傷つくことはありません」と話した。

 試合前には自身のXで、選手として98年優勝、監督して18年に優勝経験のある同国のレジェンド・デシャン監督に「僕たちに本当に多くのものを与えてくれた。この国が誇る最も偉大なレジェンドの一人とともにプレーできたことを、とても光栄に思う」とねぎらいの言葉をつづっていた。

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